現在57歳の中山氏は2019年からアスルクラロ沼津U-18のコーチを務めると、ジュビロ磐田のコーチを経て、2023年にアスルクラロ沼津の監督に就任。今シーズンは就任3年目の指揮となっていたが、チームはリーグ戦7連敗中と苦境に立たされ、最下位の20位に低迷していた。
退任に際し、中山氏はクラブの公式サイトを通じて、次のようにコメントを発表している。
「常にスタジアムや様々な形で熱いご声援、情熱で私たちを鼓舞し続けてくれたアスルクラロ沼津のファン・サポーターの皆さんやパートナー企業の皆さまの期待に応えることができず、笑顔でスタジアムを後にさせてあげられなかったこと、晴れやかな気持ちにさせられなかったことが、悔しくて情けなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「共に戦ってくれた選手、スタッフはいつもゲームに向けての準備、全力で闘う姿勢と気持ちを整えていてくれたことに感謝しますし、それを勝利に結び付けられなかった自分の未熟さに、腹立たしさを感じます。まだまだ成長過程のアスルクラロ沼津が発展し続けられるよう、自分にできる形でこれからも力を尽くしていきたいと思います」
また、高島雄大代表取締役社長は「一時は立て直しの兆しも見えましたが、再び連敗が続き、苦しい状況を打破するには至っておりません。今後のチームの流れを変える必要があるとの共通認識に至り、双方合意の上で今回の決断に至りました」と述べ、指揮官交代に踏み切った理由を説明している。
次戦は20日に行われ、沼津はホームに奈良クラブを迎え入れる。