データサイト『Opta』のスーパーコンピューターはプレミアリーグ第4節の結果を受けて、今季終了時の結果予想を更新。名門マンチェスター・ユナイテッドは欧州カップ戦の出場権獲得よりも降格の可能性の方が高いと示した。


 昨シーズンをプレミアリーグ発足後最低となる15位で終えたマンチェスター・ユナイテッドは、夏の移籍市場で大金を投じて攻撃陣を補強した。しかし、今季も開幕から苦戦を強いられており、14日の第4節マンチェスター・シティ戦ではライバル相手に0-3の完敗。ここまで1勝1分2敗の14位に位置している。

『Opta』のスパコンが現時点の成績などを元に導き出したシーズン終了時の予想結果では、マンチェスター・ユナイテッドが最終的に獲得する勝ち点の期待値は、上から13番目の「47.86ポイント」だという。優勝の可能性は「0.18パーセント」、チャンピオンズリーグ出場権獲得(トップ4フィニッシュ)の可能性は「4.18パーセント」、ヨーロッパリーグ出場権獲得(5位)の可能性は「3.15」パーセントとされており、“赤い悪魔”が上位争いに食い込むことは今季も期待されていない。

 一方、降格の可能性は「10.95パーセント」とされており、トップ5フィニッシュよりも可能性が高いことが示された。トップリーグ優勝20回の名門がまさかとは思うかもしれないが、アモリム監督就任後のリーグ戦31試合でわずか8勝しか挙げられていない現状を鑑みるに、1973-74シーズン以来の不名誉が現実となることも否定できない。

 11シーズンぶりに欧州大会不参加の1年を過ごすなか、カラバオ・カップでもクラブ史上初めて4部のクラブ相手に大金星を許して2回戦敗退。リーグ戦と後半戦に始まるFAカップしかチャンスが残されていないなか、次節は20日にホームでチェルシーを迎え撃つ。


【ハイライト動画】マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッド

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