フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世は充実したシーズン序盤戦を過ごしている。

 エールディヴィジで無傷の開幕4連勝を飾り、首位に立っているフェイエノールト。
センターフォワード(CF)の定位置を確保している上田はNACブレダとの開幕節でいきなりゴールを決めると、第2節エクセルシオール戦でもネットを揺らし、続く第3節スパルタ・ロッテルダム戦では圧巻の2得点。現地時間13日の第4節ヘーレンフェーン戦では無得点に終わったが、4試合で4ゴールを記録するなど、エースストライカーとしての地位を築いている。

 フェイエノールトを率いるのはロビン・ファン・ペルシ監督。現役時代はアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドで活躍し、オランダ代表では国際Aマッチ通算50ゴールを挙げた。そんな往年のストライカーは『ESPN』にて今シーズン開幕から絶好調の上田について次のように言及している。

「綺世は素晴らしいプレシーズンを過ごした。特に最初の数週間は信じられないほどハードにトレーニングしていたよ。守備に重点を置いていたが、彼が進歩したのはその時だ。すべてが完璧だったわけではないが、ターンや高い強度のプレスなど、あらゆる面が向上した」

 また、日本代表DF渡辺剛が今夏に加入したことも上田の好調の要因であると指摘。「渡辺がチームに加わったことは、彼(上田)にとって一種のご褒美のようなものだ。二人の連携は素晴らしい。綺世の今のプレーの背景には、充実したプレシーズンと渡辺の存在があると思う」と持論を展開した上で、「今、綺世はまさにピークを迎えている」と強調した。


 なお、ヘントから加入した渡辺はすぐさまセンターバック(CB)の主力に定着し、ここまで4試合連続フル出場中。上田とともにフェイエノールトを牽引している。
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