メルボルン・ビクトリーは16日、元スペイン代表MFフアン・マタの加入を発表した。

 2025-26シーズンのAリーグ(オーストラリア1部リーグ)開幕が迫る中、過去4度の優勝を誇るメルボルン・ビクトリーが欧州での実績豊富な“ビッグネーム”を獲得した。
背番号は「64」に決定。加入に際し、マタは新天地での意気込みを次のように示している。

「メルボルンに来て、リーグで最も尊敬されているクラブの一員となり、素晴らしいファンの前でプレーできることを嬉しく思う。トロフィーを獲得できるように尽力し、この国のサッカーを強化するための長期的計画の一環としてクラブと協力することに意欲とモチベーションを感じている」

 マタは1988年4月28日生まれの現在37歳。レアル・マドリードのカンテラで育成年代を過ごすと、2007年夏に加入したバレンシアで中心選手として活躍し、4年後にはチェルシーへ活躍の場を移した。「10番」を背負ってクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献し、2014年1月にはマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍。在籍した約8年半で公式戦通算285試合出場51ゴール44アシストという成績を残した。

 その後はガラタサライやウェスタン・シドニー・ワンダラーズなどでプレー。2023年9月にはヴィッセル神戸に加入したが、公式戦の出場は1試合に留まり、昨年2月に退団していた。また、2009年3月にデビューを飾ったスペイン代表では国際Aマッチ通算41試合に出場し10ゴール9アシストをマーク。FIFAワールドカップ南アフリカ2010とEURO2012では優勝を経験した。

 メルボルン・ビクトリーを率いるアーサー・ダイルズ監督はマタの加入に際して次のようにコメントしている。


「フアンのような経験と人格を持つ選手をチームに加えることができて、とても幸運に思う。彼をロッカールームに迎え入れることができてとても嬉しい。彼のリーダーシップとサッカーに関する知識が、チームのレベルアップに繋がることは間違いない。フアンのプレーへの意欲と長年に渡る成功の実績は、今シーズンのトロフィー獲得を目指す我々のプレースタイルと完全に合致するだろう」


【公式発表】元スペイン代表MFマタの新天地はメルボルン・ビクトリーに!


編集部おすすめ