チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節が17日に行われ、アヤックス(オランダ)とインテル(イタリア)が対戦した。

 オランダとイタリアを代表する名門同士がCL開幕節で激突する。
エールディヴィジの盟主たるアヤックスは今シーズンここまで5試合を消化し、3勝2分と無敗を維持。CL本戦には3シーズンぶりの参戦となり、今夏に加入した日本代表DF板倉滉の活躍にも期待がかかる。一方、前回大会のファイナリストであるインテルはクリスティアン・キヴ新監督の下、セリエAでここまで1勝2敗と不安定な序盤戦を過ごしており、現在は連敗中。CL初戦で勝利し、浮上のきっかけを掴むことはできるだろうか。

 拮抗した展開が続く中、33分にインテルが決定機を創出する。敵陣左サイドでフェデリコ・ディマルコがボールを奪い返したところから、ニコロ・バレッラ、ヘンリク・ムヒタリアンと繋いでボックス手前のフランチェスコ・ピーオ・エスポージトへ展開。板倉を背負ったエスポージトが右へ流し、最後はマルクス・テュラムが右足を振り抜いたが、強烈なシュートは惜しくも枠の左へ外れた。

 一方、ボール保持率で上回るアヤックスは40分にロングカウンターからチャンスを迎える。オリヴァー・ヴァラカー・エドヴァルセンのスルーパスに抜け出したミカ・マルセル・ゴッツがGKと1対1となるが、インテルの守護神ヤン・ゾマーが驚異的な反応を見せ、至近距離からのシュートを枠外へ弾き出した。すると42分、ハカン・チャルハノールの右CKからテュラムがヘディングシュートを突き刺し、先制に成功する。

 前半を1点リードで終えたインテルは後半開始早々に追加点を奪う。デンゼル・ダンフリースが起点となった攻撃から右CKを獲得すると、チャルハノールのクロスに合わせたのは再びテュラム。
板倉に競り勝って放たれたヘディングシュートがネットを揺らし、リードを2点に広げた。その後は一進一退の攻防が続くが、アヤックスは追撃の1点を奪うことができないまま時計の針が進んでいく。

 90分には右サイドの深い位置を取ったラウル・モロ・プレスコリのクロスにカスパー・ドルベリが頭で合わせたが、シュートは枠を捉えることができず。試合はこのまま0-2で終了し、インテルが白星発進に成功した。次節は9月30日に行われ、アヤックスはアウェイでマルセイユ(フランス)と、インテルはホームでスラヴィア・プラハ(チェコ)と対戦する。

【スコア】
アヤックス 0-2 インテル

【得点者】
0-1 42分 マルクス・テュラム(インテル)
0-2 47分 マルクス・テュラム(インテル)
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