アトレティコ・マドリードは17日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節でリヴァプールに2-3で敗れた。

 敵地『アンフィールド』に乗り込んだアトレティコ・マドリードは開始早々の4分にアンドリュー・ロバートソンにネットを揺らされると、2分後にはモハメド・サラーに追加点を献上し、わずか6分間で2点のビハインドを追う苦しい展開に。
その後はマルコス・ジョレンテの2ゴールで試合を振り出しに戻したが、90+2分にCKからフィルジル・ファン・ダイクにヘディングシュートを叩き込まれ、2-3で敗れた。

 最終盤の失点により惜敗したアトレティコ・マドリードだが、M・ジョレンテは“要塞”とも形容されるリヴァプールの本拠地『アンフィールド』に大きな爪痕を残すことに。45+3分には右サイドバック(SB)の位置から敵陣ボックス内まで駆け上がり、ジャコモ・ラスパドーリのラストパスから追撃の1点を奪う。後半途中からは中盤にポジションを移すと、81分にボックス手前のルーズボールを豪快なダイレクトボレーで蹴り込み、この日2ゴール目をマークした。

 リヴァプールが圧倒的な強さを誇る『アンフィールド』だが、M・ジョレンテはこの会場との相性が良い。CLではここまで合計7ゴールを記録しているが、半数以上の4ゴールは『アンフィールド』で挙げたものとなっている。2019-20シーズンのラウンド16・セカンドレグでは2ゴール1アシストをマークする大活躍で、“要塞攻略”とチームのベスト8進出に大きく貢献した。

 試合後、アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督は「彼に取ってこのスタジアムは最高の場所だ。素晴らしい思い出が詰まっていて、これからもずっと忘れないだろう」と前置きした上で、「彼はSBと中盤でプレーし、強敵との非常に厳しい試合でチームを支えてくれた。このような経験は我々が成長を続け、勢いを維持していく上で大きな力になるだろう」とM・ジョレンテのパフォーマンスを称賛した。


【ハイライト動画】M・ジョレンテが2発と躍動も…アトレティコはリヴァプールに惜敗

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