アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、リヴァプール戦で退場となったことに言及した。イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節が17日に行われ、アトレティコ・マドリードは敵地でリヴァプールと対戦。2点を先行されると、マルコス・ジョレンテの2ゴールで追いついたものの、90+2分にフィルジル・ファン・ダイクに決勝点を許し、2-3で敗れた。

 ファン・ダイクの勝ち越しゴールが決まった際にシメオネ監督は、リヴァプールサポーターから侮辱を受けた模様で、観客らと少し揉めた後に第4審判に猛抗議したが、最終的にはシメオネ監督にレッドカードが提示され、ピッチを後にしていた。

 試合後、記者会見に出席したシメオネ監督は「まず自分の行いを後悔している。私たちは反応する権利がない立場であることが明らかだし、反応するのは良いことではない」と反省を口にしつつ、ホームサポーターから試合を通して侮辱されていたことへの不満を語った。

「私たちは主人公であり、旗手である立場にある。だから、今日スタジアムで人種差別や侮辱と戦うのと同じように、監督として試合中ずっと受けてきた侮辱と戦うことができるはずだ。試合中ずっと侮辱を受けていながら、このような立場にいることは容易なことではない。3点目を決められた後、遠くからそれを見ていた。3点目が決まった瞬間に私は振り返った。そして、侮辱は続いていた。まあ、私も人間だからね」

 なお、侮辱の内容については「正確には覚えていない。
あのような状況に巻き込まれたくなかったからね」と語ったシメオネ監督は、「私がしなければならないのは、自分の立場を守らなければならないということだ。ベンチで起こるあらゆる出来事に耐える術を身につけ、社会を変えることはできないと理解する必要がある。私やどの監督であれ、これは常に起こることだから、受け入れなければならない」とコメントした。


【ハイライト動画】リヴァプールvsアトレティコ・マドリード

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