エールディヴィジで開幕4連勝スタートを切ったフェイエノールトは、17日に行われた延期分の第3節フォルトゥナ・シッタート戦に臨むと、40分にはFW上田綺世が先制点をマーク。
すると同試合後、オランダメディア『デ・テレグラフ』が、シーズン開幕から好調なパフォーマンスを見せている上田に言及。「フェイエノールトで絶頂期を迎えていた頃のサンティアゴ・ヒメネス(現:ミラン)でさえ、この数字を羨むだろう」と開幕5試合で5得点の活躍ぶりに触れ、「ヒメネスの大型移籍後、クラブは彼を後継者として高く評価していた。ベルギーでも容易にゴールを決めており、それが彼に信頼を寄せ続ける理由だ」と期待大だったことを強調した。
そして、今シーズンはヨーロッパリーグ(EL)に参戦するにあたり、FWキャスパー・テングシュテットとFWサイル・ラリンを獲得したが、「この2人は、過密日程のなかでプレータイムを確保する可能性は高い」とした上で、「現時点で、ウエダをスタメンから外したいと考える人はいないだろう」とストライカー争いで地位を確立しつつある、と見解を示している。
なお、上田や今夏に加入したCB渡辺剛の活躍もあり、開幕5連勝を飾ったフェイエノールトについて、同紙は「これほど好調なスタートを切ったのは、1993年、2005年、2016年などごくわずかだ」と指摘。とくに、第5節終了時点で1失点しか喫していないことは、「1969年の栄光のチームでさえ、最初の5試合で1失点のみという成績は達成できなかった」とチャンピオンズリーグを制覇した、1969-70シーズンのチームを引き合いに出し、ここまでの守備陣の奮闘にもスポットライトを当てている。
【絶好調】開幕5戦5発の上田綺世