チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節が18日に行われ、クラブ・ブルッヘ(ベルギー)とモナコ(フランス)が対戦した。

 昨季のリーグ・アンを3位で終え、今季のCL出場権を獲得したモナコ。
在籍4年目を迎えた日本代表MF南野拓実は新シーズン開幕から好調を維持しており、リーグ戦4試合ですでに2ゴールを記録するなど、力強く攻撃陣を牽引している。そんな同クラブは、アウェイに乗り込むCL初戦でクラブ・ブルッヘと激突。南野は左のアタッカーとして先発に名を連ねている。

 試合は立ち上がりからモナコが決定機を作り出す。9分に中盤右サイドでボールを奪い、テンポ良くパスを繋ぎながらカウンターに移行。フォラリン・バログンの落としから南野がワンタッチで前線にスルーパスを出し、ボックス内に抜け出したミカ・ビエレスがGKに倒される。しかし、主審はPKを宣告したものの、マグネス・アクリウシェのキックはGKシモン・ミニョレにストップされた。

 すると、時間の経過とともにクラブ・ブルッヘがゲームの主導権を掌握。32分にハンス・ファナーケンのラストパスに反応したニコロ・トレソルディが先制点を挙げると、39分にはコーナーキックの流れからラファエル・オニェディカが押し込み、貴重な追加点をマークする。

 さらに3分後、クラブ・ブルッヘが右サイドの浅いエリアでフリーキックを獲得。キッカーを務めたフリストス・ツォリスがゴール前にクロスを入れるが、ファーで合わせたホエル・オルドニェスのヘディングは競り合った相手にブロックされてしまう。だが、こぼれ球の先に待ち受けるハンス・ファナーケンがダイレクトで右足を一振り。
すぐさま南野が体を寄せたものの、豪快なボレーがネットを揺らしてリードを広げた。

 前半から攻撃で存在感を示し続けた南野は、後半途中よりポジションを中央へと変更。チームもアンス・ファティなどを交代でピッチに送り込み、反撃の糸口を探っていく。そんななか、4失点目を被弾後の後半アディショナルタイムに南野がアシストを記録する。右サイドでのショートコーナーから大外にクロスが送られ、南野が出したパスをファティがシュート。ファティのモナコ初得点で1点を返した。

 結局、そのまま試合は4-1で終了。モナコはCL黒星スタートとなった。なお、南野はフル出場している。次節、クラブ・ブルッヘは今月30日にアウェイでアタランタ(イタリア)と対戦。モナコは来月1日にホームでマンチェスター・シティと対戦する。

【スコア】
クラブ・ブルッヘ 4-1 モナコ

【得点者】
1-0 32分 ニコロ・トレソルディ(クラブ・ブルッヘ)
2-0 39分 ラファエル・オニェディカ(クラブ・ブルッヘ)
3-0 42分 ハンス・ファナーケン(クラブ・ブルッヘ)
4-0 75分 ママドゥ・ディアコン(クラブ・ブルッヘ)
4-1 90+1分 アンス・ファティ(モナコ)

【動画】クラブ・ブルッヘvsモナコのハイライト!



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