チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節が18日に行われ、マンチェスター・シティ(イングランド)とナポリ(イタリア)が対戦した。

 昨季のプレミアリーグを3位で終え、今季のCL出場権を獲得したマンチェスター・シティ。
3年ぶりの欧州制覇を目指す同クラブが、ホーム開催のCL開幕戦に臨む。対するは、昨季のセリエA王者であるナポリ。アントニオ・コンテ監督就任2年目を迎えた新シーズンも、ここまで国内リーグ3連勝中と好調を維持している。

 両国を代表する強豪同士の一戦は、立ち上がりから互いのGKが好プレーを披露する。9分に左サイドでパスを受けたタイアニ・ラインデルスが強烈なミドルシュートを放つが、ナポリのGKヴァニャ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチがセーブ。17分には右サイドからのクロスをサム・ブーケマが頭で合わせたものの、マンチェスター・シティの新守護神ジャンルイジ・ドンナルンマが弾き出した。

 そんななか、19分にターニングポイントが訪れる。センターサークル内でフィル・フォーデンが相手のクリアを拾い、すぐさま前線にスルーパスを供給。駆け引きを制したアーリング・ハーランドが裏に抜け出し、背後からジョヴァンニ・ディ・ロレンツォに倒される。オンフィールド・レビューによって判定はレッドカードへと変更され、ナポリが早い時間で数的不利の戦いを余儀なくされた。なお、古巣戦となったケヴィン・デ・ブライネは、退場の影響で直後に交代となった。

 攻勢を強めるホームチームは、前半アディショナルタイムに決定機を作り出す。
ポゼッションでナポリを押し込みつつ、ルベン・ディアスが右サイドに張るベルナルド・シウバへと展開。2度の鋭い切り返しでマーカーのタイミングを外し、マイナスに送った折り返しをラインデルスが合わせる。だが、グラウンダーのシュートはマッテオ・ポリターノが足を伸ばしてブロックした。

 すると、56分にマンチェスター・シティが均衡を破る。相手陣内中央でボールを受けたラインデルスが右脇にパスを出し、ロドリがペナルティエリア手前のフォーデンに配球。反転から左足で巧みにボールを浮かすと、ループで送ったボールにハーランドが“阿吽の呼吸”で反応。ヘディングでゴールに決め切り、マンチェスター・シティが先制に成功した。

 さらに65分、マンチェスター・シティが相手ボックス手前でポゼッション。ナポリも深いエリアでブロックを敷きながら対応するが、ラインデルスからパスを受けたジェレミー・ドクにターンを許してしまう。細かいタッチで次々とディフェンスを翻弄すると、ペナルティエリア内の狭いエリアを鮮やかに突破。最後は左足でゴールに流し込み、貴重な追加点を挙げた。

 結局、そのまま試合は2-0で終了し、勝利したマンチェスター・シティがCL白星発進を飾った。
次節は来月1日に行われ、マンチェスター・シティはアウェイでモナコ(フランス)と対戦。ナポリはホームでスポルティング(ポルトガル)と対戦する。

【スコア】
マンチェスター・シティ 2-0 ナポリ

【得点者】
1-0 56分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)
2-0 65分 ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ)

【動画】マンCvsナポリのハイライト!



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