ブライトンを率いるファビアン・ヒュルツェラー監督が、カメルーン代表MFカルロス・バレバを擁護した。20日、地元メディア『Sussex World』が伝えている。


 今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドから関心が寄せられていたバレバだが、ブライトンが売却に消極的な姿勢を示したこともあり、正式なオファーは提示されずに残留を果たした。

 そんなバレバはプレシーズン中に負傷したことも影響して、ここまで公式戦全6試合に出場しているものの、フル出場はまだなく、20日に行われたプレミアリーグ第5節のトッテナム・ホットスパー戦(△2-2)も先発出場したが、前半のみの出場に終わった。

 出場時間とともにここまで低調なパフォーマンスに終始していることにも注目が集まっているバレバについて、ヒュルツェラー監督は「若い選手がマンチェスター・ユナイテッドから高額なオファーで関心が寄せられていると聞けば、それは間違いなく彼の心の奥底に深く響いているだろう」と今夏に寄せられた関心が同選手に少なからず影響を与えていることを認めながら、次のように擁護した。

「良いプレーをすれば、ビッグオファーが舞い込み、獲得を狙うビッグクラブが現れることを理解することも成長の一部だ。しかし、努力を続け、謙虚さを保って、ブライトンに留まり、チームとともに次のステップへと進むように努めなければならない。これは彼と継続的に取り組んでいく上での課題だ。だからこそ、この件が彼に本当に影響を与えたか明確な答えを出すことはできない」

「ただ、彼はまだ若い選手だ。彼がまるで機械のように、一度オンにしたら走り出し、それをオフにすれば止まるような選手ではないと理解する必要がある。彼の気持ち、感情、そして彼がどこから来たのかを理解する必要があり、それが私たちの責任だ」

 リーグ戦ではここまで1勝(2分け2敗)となっているブライトン。次節は、23日のカラバオ・カップ3回戦でバーンズリー(3部)と対戦後、27日にチェルシーとのアウェイゲームに臨む。
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