マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスについて、21日付けでイギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 20日に行われたプレミアリーグ第5節チェルシー戦に先発出場を果たした“背番号8”は、14分に先制ゴールを記録し2-1の勝利に貢献。
同メディアは「キャプテンとしての責任感とプレーの強度を見せたB・フェルナンデスが、マンチェスター・ユナイテッドを牽引。彼の冷静な判断と戦術眼が、チェルシー戦の勝ち点獲得に大きく貢献した」と伝えた。

 そして同選手の「ポジション問題」が再び注目を集めていることを指摘。「これまでルベン・アモリム監督の下でのプレー位置はやや流動的で、前線に近い位置で自由を与えられている反面、中盤のバランスや守備面での機能性に課題が見られた」として、敗戦を喫した前節のマンチェスター・シティ戦を経て「ブルーノを(サウジアラビアから巨額のオファーが届いた)今夏に売却すべきだったのではないか?」という議論が再び巻き起こっていたという。

 しかしながらチェルシー戦で同選手は、そんな逆境を跳ね除けるかのように躍動。先制点はクラブ通算100ゴール目となり、アモリム監督は試合後に「キャプテンの役割はあらゆる局面で最善を尽くし、チームを引き上げること。それを彼は完璧にやってくれた」と信頼を寄せ、同メディアは「今のユナイテッドに必要なのはブルーノのように『言葉ではなく行動で引っ張れる選手』であるというのがアモリムの哲学なのだ」と結論づけた。

 現地のファンの間では、マンチェスター・ユナイテッドにおける同選手の創造性とキャプテンシーの重要性を再認識する声も多く、今後の活躍にも期待が集まっているようだ。
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