首位に返り咲いた鹿島が、前回対戦のリベンジへC大阪を『メルカリスタジアム』に迎え撃った。
しかし31分、鹿島がすぐさま取り返す。敵陣でのボール奪取から、センターバックの植田直通が右サイドの深い位置に侵入してピンポイントクロスを送る。ゴール前に飛び込んだ知念がドンピシャのヘディングシュートを叩き込んだ。
勢いに乗る鹿島は39分、柴崎のスルーパスにレオ・セアラが抜け出してゴールネットを揺らすが、オフサイドで得点には至らない。C大阪も鋭い攻めで好機をうかがうが決定力には欠き、試合は1-1で折り返す。
鹿島はハーフタイムから鈴木らを投入して主導権を握りにいく。鈴木も積極的にゴールを狙うなか、53分に試合の均衡を破ったのは古巣対戦のレオ・セアラだった。自陣深い位置でボールを奪い、植田が前方へ正確なロングフィードを供給。
その後も鹿島のペースで試合が進むと、68分に途中出場の2人で大きな追加点を奪う。左サイドの深い位置からチャヴリッチがグラウンダーで折り返し、ゴール前に詰めた松村優太が左足で流し込んだ。
C大阪の反撃は及ばず、鹿島が2点リードで逃げ切りに成功した。鹿島は3連勝で首位の座を守り、C大阪は5試合ぶり敗戦となった。次節、鹿島は27日に敵地で名古屋グランパスと、C大阪は28日にホームで京都サンガF.C.と対戦する。
【スコア】
鹿島アントラーズ 3-1 セレッソ大阪
【得点者】
0-1 28分 ヴィトール・ブエノ(C大阪)
1-1 31分 知念慶(鹿島)
2-1 53分 レオ・セアラ(鹿島)
3-1 68分 松村優太(鹿島)
【ゴール動画】鹿島vsC大阪