2025明治安田J1リーグ第31節が23日に行われ、柏レイソルサンフレッチェ広島が対戦した。

 勝ち点「55」の3位柏と同「51」の6位広島が直接対決を迎えた。
日程的には週末に試合を戦ったホームの柏が不利な状況。アジアでの戦いから帰ってきた広島は、優勝争いに踏みとどまるため勝ち点「3」を持ち帰りたい一戦だ。

 上位対決の名に恥じない一進一退の攻防。両チームともゴールに近づく場面こそ生み出すが、お互いの堅い守りを崩し切るには至らず、前半はスコアレスで折り返す。

 後半は広島の押し込む時間が続く。58分には柏のハンドで広島がPK獲得かと思われたが、モハメド・アハメド主審はオンフィールドレビューでハンドなしと判断。続く59分、広島のジャーメイン良がカットインから鋭いシュートを放つが、相手GK小島亨介のファインセーブに阻まれた。

 苦しい時間を耐えた柏も次第にチャンスを増やすと、68分にビッグチャンスが訪れる。スルーパスに抜け出した垣田裕暉が振り向きざまに右足を振ったが、シュートは惜しくもポストに嫌われた。

 88分、今度は広島に絶好機が訪れる。左サイドからのクロスにジャーメインが頭で合わせたが、右ポストを叩いてゴールとはならない。

 お互いに最後までゴールを脅かし合ったものの、最後のピースがハマらずに試合はスコアレスドローで決着。
ともに3試合連続ドローとなった。今節首位の鹿島アントラーズが勝利したことで、柏は勝ち点差「5」、広島は同「9」に広がった。

 次節、柏は28日に敵地で川崎フロンターレと、広島は27日に敵地でアビスパ福岡と対戦する。

【スコア】
柏レイソル 0-0 サンフレッチェ広島
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