勝ち点「55」の3位柏と同「51」の6位広島が直接対決を迎えた。
上位対決の名に恥じない一進一退の攻防。両チームともゴールに近づく場面こそ生み出すが、お互いの堅い守りを崩し切るには至らず、前半はスコアレスで折り返す。
後半は広島の押し込む時間が続く。58分には柏のハンドで広島がPK獲得かと思われたが、モハメド・アハメド主審はオンフィールドレビューでハンドなしと判断。続く59分、広島のジャーメイン良がカットインから鋭いシュートを放つが、相手GK小島亨介のファインセーブに阻まれた。
苦しい時間を耐えた柏も次第にチャンスを増やすと、68分にビッグチャンスが訪れる。スルーパスに抜け出した垣田裕暉が振り向きざまに右足を振ったが、シュートは惜しくもポストに嫌われた。
88分、今度は広島に絶好機が訪れる。左サイドからのクロスにジャーメインが頭で合わせたが、右ポストを叩いてゴールとはならない。
お互いに最後までゴールを脅かし合ったものの、最後のピースがハマらずに試合はスコアレスドローで決着。
次節、柏は28日に敵地で川崎フロンターレと、広島は27日に敵地でアビスパ福岡と対戦する。
【スコア】
柏レイソル 0-0 サンフレッチェ広島