ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督が、22日に行われたセリエA第4節ピサ戦を振り返った。同日にイタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が伝えた。


 ナポリは39分にセットプレーの流れからビリー・ギルモアが先制点を挙げたものの、60分にPKで追いつかれる。それでも、73分にレオナルド・スピナッツォーラが豪快なミドルシュートを突き刺して勝ち越しに成功し、82分にロレンツォ・ルッカの加入後初得点でリードを広げる。終盤に1点を返されたが逃げ切り、唯一の開幕4連勝を達成した。

 アルベルト・ジラルディーノ監督が率いる昇格組を破ったコンテ監督は、「まず、勝つのは決して簡単ではないということを言っておきたい。今日は、フィジカル面で全てにおいてトップのチームと対戦した。簡単な試合ではなかった。前半は、中盤の選手たちとのダイアゴナルパスがなかなかうまくいかなかった」と試合を振り返り、「非常に均衡したリーグで、7~8チームの高レベルなチームがひしめく中、4連勝でスタートできたことに満足している」とコメントした。

 期待の新戦力ルッカが移籍後初得点を挙げ、コンテ監督も「ルッカを喜びのあまり抱きしめたよ。彼は一生懸命に努力している選手だ」と評価。それでも、今夏の移籍市場で獲得した選手たちは長い目で見守っていく必要があると訴えている。

「私が冷静さと慎重さを説くのは、責任逃れのためではなく、単純に我々がこれほど多くの大会を戦うのに十分な選手層が整っていないからだ。スクデットの重圧を背負うチームに多くの選手を加えた。
自由にプレーすることはできないが、大きな期待を背負ってプレーしている」

「あのスクデットは、大きな期待という名の重荷をもたらした。まだ成長し、レベルアップしなければならない選手たちがいる。時間はないが、試合を通じて経験を積んでいくだろう」

「今シーズンは我々にとって最も挑戦的なシーズンとなるだろう。なぜなら、移籍市場で9人の選手を獲得したからね。彼らは皆、異なる環境からやってきており、ここではスクデットに対する大きな期待が寄せられている。私たちは忍耐強く待ち、ミスを受け入れる必要がある」


【ハイライト動画】ナポリvsピサ

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