今夏に新天地を求めたイングランド代表FWジャック・グリーリッシュが眩い輝きを放っている。

 アストン・ヴィラで頭角を表し、2021年夏に当時の英国人史上最高額の1億ポンド(約200億円)でマンチェスター・シティへ移籍したグリーリッシュ。
背番号「10」を託されるなど大きな期待が寄せられたものの、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームで公式戦157試合出場17ゴール23アシストという成績に留まり、近年は序列が低下。FIFAワールドカップ26を1年後に控える中、今夏にエヴァートンへのレンタル加入を決断した。

 マンチェスター・シティではやや苦しんだグリーリッシュだが、新天地のエヴァートンではすでに中心選手として躍動している。初スタメンとなったプレミアリーグ第2節ブライトン戦で2アシストを記録すると、続く第3節ウルヴァーハンプトン(ウルブス)戦でも2つのゴールをお膳立て。8月のプレミアリーグ月間最優秀選手にも選出され、直近で行われたリヴァプールとのマージーサイド・ダービーでも左サイドから幾度となくチャンスを作り、“王者”を苦しめた。

 データサイト『Squawka』によると、グリーリッシュは5節終了時点のプレミアリーグで最多の被ファウル数「17回」を記録しているとのこと。2位タイのデンマーク代表DFパトリック・ドルグ(マンチェスター・ユナイテッド)とオランダ代表FWコーディ・ガクポ(リヴァプール)には「5回」もの差を付けている。また、チャンス創出数でもポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)に次ぐリーグ2位に。ここまでのアシスト数「4」はもちろんリーグトップの数字だ。

 プレミアリーグ屈指のアタッカーとしての地位を取り戻したグリーリッシュ。今後のパフォーマンスにも注目だ。


【動画】8月の月間最優秀選手にも輝いたグリーリッシュ


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