今夏にスポルティングから最大総額7600万ユーロ(約132億円)の移籍金でアーセナルへ加入したギェケレシュ。クラブ史上最多得点記録を持つ元フランス代表FWティエリ・アンリ氏と同じ背番号「14」を託されると、ホーム開幕戦となったプレミアリーグ第2節リーズ戦でブレイス(2得点)を記録。第4節ノッティンガム・フォレスト戦でもネットを揺らすなど、ここまで公式戦6試合に出場し3ゴールとまずまずの序盤戦を過ごしている。
しかし、いわゆる“ビッグ6”との対戦となった第1節マンチェスター・ユナイテッド戦、第3節リヴァプール戦、第5節マンチェスター・シティ戦では結果を残せず。チームが苦戦を強いられたこともあり、3試合を通して1本のシュートも打つことができなかった。
アルテタ監督は1-1の引き分けに終わったマンチェスター・シティ戦でのギェケレシュのパフォーマンスについて「ボックス内に素晴らしいパスが通った場面もあった。彼(ギェケレシュ)が決定機に近づいた3本のパスを覚えている」と言及しつつ、「大きなチャンスを作るのは非常に難しいことだが、彼は間違いなくベストを尽くしている。我々は彼にもっとチャンスを与えなければならない。それだけのことだ」と言葉を続けている。
また、かつてリヴァプールで活躍した元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏も「ここ3試合で彼にチャンスはなかったと思う。アーセナルは彼のためにチャンスを作ることができていない。問題はフィニッシュではなく、チャンスを作ることだ」と指摘している。
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