現在、セルティックはスコティッシュ・プレミアシップを4連覇中。過去の3シーズンは本大会へストレートインしていたものの、今季はスコットランドサッカー協会(SFA)がUEFAランキングで11位となったこともあって、4シーズンぶりに予選のプレーオフから参戦していた。同ステージではカイラト(カザフスタン)と対戦したものの、のホーム&アウェイでの180分間、そしてセカンドレグの延長戦の30分間でも決着がつかず、最終的にはPK戦の末に敗北。4シーズン連続のCL本大会出場とはならず、今季はELへ回っていた。
このような背景もあって、ロジャーズ監督は「当初はCL出場を逃した喪失感が大きかった」と正直に明かしたものの、「今は違う。心からこの大会を楽しみにしている。リーグフェーズの8試合を見渡せば、素晴らしいチームが揃っており、我々にとっては大きな挑戦となるだろう」と意気込みを口にする。「どのチームもこの大会で勝ち進むことを目標にしているはずだが、我々も当然ながら本気で挑みたい。昨季のCLでは競争力を示すことができた。今シーズンを通じて成長を遂げながら、ここでできる限りの結果を残すべく全力で挑む」と宣言した。
セルティックのクラブ史においては、1966-67シーズンに当時のチャンピオンズカップ(※現在のCL)を制したことはあるが、獲得したタイトルはこの1つのみ。だが、2002-03シーズンには当時のUEFAカップ(※現在のEL)でトロフィーに手が届きかけたことがある。
この経験を引き合いに出したロジャーズ監督は、「2003年にセルティックが決勝に進出した時、人々に忘れられない記憶を残した」と語っただけでなく、「あの時も、CL予選落ちの後だった」と話す。最後には力強く、「今大会も素晴らしい試合が続く偉大な大会になるだろう。心から楽しみにしている」と意気込んだ。
セルティックがツルヴェナ・ズヴェズダのホームに乗り込むゲームは、日本時間で24日の28:00(25日の4:00)にキックオフ予定。セルティックに所属する日本代表FW前田大然とMF旗手怜央はELに登録されているが、DF稲村隼翔とFW山田新はメンバーから外れている。
【動画】前田大然が今季リーグ戦初ゴールをマーク!