フェイエノールトは24日、ヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第1節でブラガとのアウェイゲームに臨む。事前にフェイエノールトが発表した遠征リストには、日本代表DF渡辺剛が入った一方で、同FW上田綺世の名前がなかったが、ロビン・ファン・ペルシ監督が前日会見においてその意図を説明した。


 昨季のエールディヴィジを3位で終えたフェイエノールトは、今季はチャンピオンズリーグ(CL)予選に3回戦から登場していたものの、同ステージではフェネルバフチェに2戦合計4-6と敗北。セカンドレグでは渡辺が加入後初得点を含む2ゴールを挙げたものの、トルコの強豪の前に屈する形となり、EL本大会へ回ることが決まっていた。

 リーグフェーズの初陣ではブラガのホームに乗り込むが、遠征リストには上田の名前がなかった。今季の上田はここまで行われた全8試合にスタメン出場しており、エールディヴィジでは開幕後の6試合で5ゴールを記録するなど、開幕5連勝を達成したチームを“エースストライカー”として引っ張っていた。状態も心配されていたが、ファン・ペルシ監督によると、“予防措置”による理由だという。

 前日会見に出席したファン・ペルシ監督は、上田、そして右サイドバックの主力として活躍するU-19オランダ代表DFジファイロ・リートのリスト不在について問われると、「アヤセとジファイロ・リートは休ませる。彼らには休養が必要だった」と返答。「幸いなことに、現在のチームでは90%以上の選手が万全な状態で控えており、恵まれた状況だ。選択肢があることで、試合日程を考慮に入れることができる」と続け、連勤疲労による欠場であることを明かした。

 上田に代わってセンターフォワードのポジションに入ると予想されるのが、今夏にベンフィカから完全移籍加入したデンマーク人FWカスパー・テングシュテットだ。今季はここまでの公式戦4試合に途中出場したのみと、新天地への適応に苦労しているが、ファン・ペルシ監督は万全の状態を整えていると主張し、先発することを明言した。

「彼はコンディションを整えた上で、このチームに適応する必要があったが、今は十分な時間を経て90分間プレーできる状態だ。
練習での彼の動きを見れば満足できる。宣言するよ。明日、彼は先発する」

 フェイエノールトがブラガのホームに乗り込むEL・リーグフェーズ第1節は、日本時間で24日の28:00(25日の4:00)にキックオフ予定だ。


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