ラ・リーガ第6節が24日に行われ、レアル・ソシエダとマジョルカが対戦した。

 ここまで5試合を消化したリーグ戦で2分3敗を記録し、未勝利のまま降格圏の18位に沈むレアル・ソシエダ。
対するマジョルカも、同じく2分3敗の19位と苦しいスタートを切っている。復調を狙う両者が今季初白星を目指して激突する一戦に、レアル・ソシエダ所属の久保建英は右ウイングとして先発出場。マジョルカ所属の浅野拓磨はベンチから出番をうかがう。

 試合は19分に久保が決定機を作り出す。レアル・ソシエダが左サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたアンデル・バレネチェアが素早いリスタートを選択。パスを受けた久保が細かいタッチから左足でクロスを入れると、ファーで待つホン・アランブルが頭で合わせる。しかし、ゴール至近距離で放ったヘディングは、大きくバウンドしながら枠の上に外れてしまった。

 攻勢を強めるホームチームは、41分にもビッグチャンスを演出。オマール・マスカレルのトラップミスを逃さず、ブライス・メンデスが敵陣右サイドでボールを奪う。横パスを受けたミケル・オヤルサバルが持ち運ぶと、ペナルティエリア手前に複数のマーカーを集めながら左サイドに展開。フリーとなったバレネチェアがワンタッチで狙ったものの、ボールは枠を捉えきれない。

 そんななか、後半開始早々の49分にレアル・ソシエダが均衡を破る。
敵陣左サイドでのボール奪取からカウンターに転じると、オヤルサバルの落としを受けた久保がバレネチェアに絶妙なパスを供給。左のポケットに侵入しながらマイナスに折り返し、最後はオヤルサバルが押し込んで先制点を挙げた。

 すると69分、ついに久保が絶好機を迎える。B・メンデスが左サイドに配球し、抜け出したバレネチェアがボールをキープ。背後を駆け上がるセルヒオ・ゴメスにパスが繋がると、マイナスの折り返しがフリーで待つ久保へとわたる。だが、ダイレクトで放ったシュートはミートできずに相手選手がブロック。レアル・ソシエダの追加点には至らない。

 その後、久保は85分に交代。浅野に出番が訪れないまま試合は終了し、1-0で勝利したレアル・ソシエダが今季初白星を掴んだ。次節、レアル・ソシエダは28日にアウェイでバルセロナと対戦。マジョルカは27日にホームでアラベスと対戦する。

【スコア】
レアル・ソシエダ 1-0 マジョルカ

【得点者】
1-0 49分 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)

【動画】久保を起点にオヤルサバルが決勝弾!




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