現在JFL(日本フットボールリーグ)を戦うクラブのなかで、昨季より引き続きの申請があったクラブは7つ。
また、高知ユナイテッドSCは2025明治安田J3リーグを戦っているものの、同リーグ内のクラブで唯一、FIB(クラブライセンス交付第一審機関)によりJ2クラブライセンス不交付と判断されたため、今回の審査(J3クラブライセンス)の対象となっている。高知についても、J3クラブクラブライセンスの交付が決定。2025明治安田J3リーグを残留圏内で終えれば、無条件に来季もJリーグに身を置いて戦うこととなる。
一方で、今季より新たに申請を実施したクラブがアトレチコ鈴鹿。元日本代表FW三浦知良が所属するクラブとしても知られる鈴鹿は、今回初めてJ3クラブライセンスの申請を提出した形となったが、YS横浜と同様に、継続審議されることが明かされている。
今回、J3クラブクラブライセンスが交付された7クラブのうち、既にJ3に入会済みの高知を除く6クラブについては、10月の理事会にてJリーグ入会が審議される。継続審議となったYS横浜、鈴鹿についても、10月の理事会にてJ3クラブライセンスについての審議が継続される。
なお、Jリーグ入会を最終承認されるためには、JFL最終節終了時点でJ3入会審査項目も満たす必要がある。リーグ戦における成績上の条件としては、2025シーズンのJFLを首位で終えた場合は、自動入会(J3昇格)が決まり、2位で終えた場合は、J3・JFL入れ替え戦に勝利する必要がある。
J3入会審査項目は下記の通り。
■J3入会審査項目
※Jリーグ規約 第17条第3項より抜粋
・入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームにおいて、1試合平均入場者数が2,000人に到達し、かつ年間入場料収入が1,000万円に到達していること。なお、入場者数の算定は「2024明治安田J1・J2・J3リーグ戦試合実施要項」第39条第3項および第4項に基づいて行う
・短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いとJリーグが評価できる状態にあること
・入会直前年度のJFLのリーグ戦における最終順位が2位以内であること
・入会直前年度のJFLのリーグ戦における最終順位が2位のクラブについては、第20条の2に定めるJ3・JFL入れ替え戦に勝利すること