ブスケツは自身の公式Instagramを通して、「みなさんとサッカーに心から感謝している。
なお、現役引退の時期には触れられていないものの、メジャーリーグ・サッカー(MLS)の2025シーズン終了後になると見られている。今シーズン残りのMLSの舞台が、ブスケツの“ラストダンス”となりそうだ。
ブスケツは1988年7月16日生まれの現在37歳。バルセロナのカンテラ(育成組織)である名門の“ラ・マシア”出身で、2008-09シーズンの第2節ラシン・サンタンデール戦で、当時のジョゼップ・グアルディオラ監督(現:マンチェスター・シティ)に抜擢され、トップチームでのラ・リーガ初出場を果たした。
以降の活躍は言わずと知れており、“ブラウグラナ”のピボーテとして欠かせない存在に君臨。2023年夏に退団するまで、公式戦通算722試合出場18ゴール46アシストを記録しており、9度のラ・リーガ優勝、3度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇など、合計32タイトルを獲得。デビューシーズンとなったグアルディオラ監督体制下の2008-09シーズン、ルイス・エンリケ監督(現:パリ・サンジェルマン)体制下の2014-15シーズンと、主力として2度の3冠達成にも貢献した。
バルセロナ退団後は、バルセロナ時代のチームメイトであったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも所属するインテル・マイアミに加入。
また、2009年4月のデビュー以降、スペイン代表としても長きにわたって活躍。FIFAワールドカップ南アフリカ2010では、主力として全試合にスタメン出場し、スペイン代表の初優勝に大きく貢献した。その後に行われたEURO2012でも、全試合にフル出場して、スペイン代表の大会連覇の原動力となる活躍を披露。“ラ・ロハ”の黄金期を支えた。
これまでにFIFAワールドカップは4大会、EUROは3大会に出場。国際Aマッチ通算143試合出場2ゴールを記録した。通算出場試合数はDFセルヒオ・ラモス(現:モンテレイ)、GKイケル・カシージャス氏に次ぐ歴代3位の数字となっている。
【動画】ブスケツがピッチに別れを告げる