ブンデスリーガ第5節が26日に行われ、バイエルンとブレーメンが対戦した。

 バイエルンは、今季に入ってからリーグ戦すべてに勝利しており、絶好調を維持している。
対するブレーメンは、昨季王者のホーム『アリアンツ・アレーナ』に乗り込んだ。ここまでリーグ戦4試合で1勝1分2敗という戦績で、前節のフライブルク戦は0-3で敗北。連敗は避けたいが、絶好調のバイエルン相手にどのような戦いを見せるか注目だ。菅原由勢はこの一戦にも先発出場したが、GK長田澪(ミオ・バックハウス)は負傷により欠場した。

 試合は立ち上がりからバイエルンが主導権を握り、素早い攻撃からチャンスを立て続けに作っていく。一方のブレーメンは、バイエルンのプレスに苦しみ、なかなかシュートまで持っていくことができない。

 先制したのはバイエルン。22分、右CKの流れからミカエル・オリーズがボックス外の右からクロスを供給。ヨナタン・ターがヒールでゴールに流し込み、最後はルイス・ディアスの足にディフレクトしてゴール左に吸い込まれた。

 そして44分、ブレーメンのマルコ・フリードルがハリー・ケインをボックス内で倒してしまい、バイエルンにPKが与えられる。これをケインが沈め、バイエルンのリードは2点に広がった。

 後半は、前半に比べてブレーメンのチャンスという場面が増えていく。
55分には菅原が敵陣の右サイドでボールを持つと、ライン間にグラウンダー性のクロスを通す。これにイェンス・ステージがワンタッチで合わせたが、シュートは枠を捉えきれない。

 後半も先に得点を奪ったのはバイエルンだった。65分、バイエルンはカウンターからL・ディアスがドリブルでボックス内に切り込んでシュートを放つ。これが相手選手にブロックされてこぼれたところを、ケインが右足で流し込んだ。

 さらに、バイエルンは87分にもコンラート・ライマーの得点で4点目を記録する。試合はこのまま終了。バイエルンが4-0でブレーメンに勝利し、リーグ戦5連勝を達成した。ブレーメンの菅原はフル出場を果たし、攻守に存在感を示したが、チームはリーグ戦連敗となった。

 次節はどちらも10月4日に行われ、バイエルンは30日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節のパフォス(キプロス)戦後、アウェイでフランクフルトと対戦。ブレーメンはホームで藤田譲瑠チマを擁するザンクトパウリと対戦する。

【スコア】
バイエルン 4-0 ブレーメン

【得点者】
1-0 22分 ルイス・ディアス(バイエルン)
2-0 45分 ハリー・ケイン(PK/バイエルン)
3-0 55分 ハリー・ケイン(バイエルン)
4-0 87分 コンラート・ライマー(バイエルン)


【ハイライト動画】ケインがリーグ戦10ゴール目! vsブレーメン


編集部おすすめ