2025明治安田J1リーグ第32節が27日に行われ、名古屋グランパス鹿島アントラーズが対戦した。

 2位以下と勝ち点差「4」で優勝争いを一歩リードする首位・鹿島が、4連勝をかけて名古屋の『豊田スタジアム』に乗り込んだ。
先にビッグチャンスを迎えたのは名古屋だった。4分、スルーパスに抜け出した山岸祐也が相手GK早川友基との一対一を迎えたが、左足で放ったシュートは止められた。

 すると10分、鹿島が先制に成功する。名古屋のプレッシャーが緩んだ間隙を縫い、ピッチ中央から舩橋佑が楔のスルーパスを供給。抜け出したエウベルが右足でゴールネットを揺らし、移籍後初得点を記録した。

 19分、鹿島が追加点を獲得する。右サイドからチャヴリッチが低くて速いクロスを送ると、ボックス中央でピタリと止めたのはレオ・セアラ。流石の決定力でゴールへ流し込み、今季18ゴール目に伸ばした。しかし、レオ・セアラは26分に無念の負傷交代となった。

 鹿島が2点リードで折り返すと、後半は名古屋がボールを持つ時間が増えるものの、守護神早川を筆頭に鹿島の守備陣を崩すことはできない。すると88分、鹿島が決定的な3点目を奪う。ペナルティエリア右から松村優太が折り返すと、ゴール前で待ち構えていた徳田誉が押し込んだ。


 ケガから復帰して3月の浦和レッズ戦以来の出場となった徳田。18歳の勢いは止まらず、90分には豪快なミドルシュートをゴール左上に突き刺してダメ押しの4点目を鹿島にもたらした。

 試合はこのまま終了し、名古屋は5試合ぶり黒星、鹿島は4連勝で9試合無敗となった。

 次節、名古屋は10月4日にホームでセレッソ大阪と、鹿島は同5日にホームでガンバ大阪と対戦する。

【スコア】
名古屋グランパス 0-4 鹿島アントラーズ

【得点者】
0-1 10分 エウベル(鹿島)
0-2 19分 レオ・セアラ(鹿島)
0-3 88分 徳田誉(鹿島)
0-4 90分 徳田誉(鹿島)


【ゴール動画】名古屋vs鹿島







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