今夏に行われたFIFAクラブワールドカップ2025では決勝でCL王者のパリ・サンジェルマン(PSG)を破って、世界王者に輝いたチェルシーだが、この影響で休暇が短くなったこともあり、再合流初日にイングランド代表DFレヴィ・コルウィルが前十字じん帯を損傷して長期離脱して以降、U-21同代表FWリアム・デラップやU-21ポルトガル代表MFダリオ・エスーゴが離脱している。
そうしたなか、27日にプレミアリーグ第6節のブライトン戦を前にマレスカ監督は、慢性的なそけい部の問題でイングランド代表MFコール・パーマーを代表戦の中断期間が明けるまで2~3週間休ませることを明言したほか、さらにイングランド人DFトシン・アダラビオヨとフランス代表DFウェズレイ・フォファナも同様に欠場すると語った。
「トシンはふくらはぎに軽い問題を抱えており、インターナショナルブレイク明けまで出場できない見込みだ。ウェズレイ・フォファナは先日のリンカーン・シティ戦で脳震盪を起こしていた」
一方で、負傷により出遅れて今季はまだ出場機会がないベルギー代表MFロメオ・ラヴィアとフランス代表DFブノワ・バディアシルについてマレスカ監督は「ロメオとブノワは良くなっている。明日の試合に参加できるかを確認する。無理であれば次になるだろう」とブライトン戦の出場は明言しなかったものの、復帰に近づいていることを明かした。
また、負傷者が相次いでいる状況はクラブW杯の影響なのかと聞かれたマレスカ監督は「現在は様々な理由で様々な問題を抱えている。残念ながら、7、8人の選手が離脱している。これが昨シーズンの影響なのかはわからない。何度も言っているけど、残念ながら答えはわからない。それでも、私たちはこの状況に適応して解決策を見つけようと努力していく」と語るにとどめた。
なお、パーマーの代役として活躍が期待されているアルゼンチン代表MFファクンド・ブオナノッテは、ブライトンからレンタル移籍で加入しているため、所属元との一戦には出場することができず。