アル・イテハド(サウジアラビア)に所属する元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、欧州復帰を検討しているようだ。27日にスペイン紙『マルカ』が報じた。


 その行き先はベンフィカか。先週25年ぶりに同クラブへ復帰したジョゼ・モウリーニョ監督が、レアル・マドリード時代の教え子であるベンゼマとの再タッグを熱望しているようだ。“スペシャル・ワン”が自ら電話をかけて、1月の移籍市場での加入をベンゼマに打診したという。

 2023年のバロンドーラーはモウリーニョ監督からのラブコールを熟考している。「現在はサウジアラビアが居場所であり、キャリアも終盤に差し掛かっていることを自覚しているが、モウリーニョの説得力ある言葉に、欧州サッカー復帰の可能性を考えさせられている」と『マルカ』は伝えている。

 一方、アル・イテハドの首脳陣もチームの精神的支柱であるベンゼマをやすやすと手放すつもりはない。2027年までの契約をさらに1年延長する用意があるようだ。

 現在37歳のベンゼマはリヨンでブレイクし、2009年夏に加入したレアル・マドリードでは5度のチャンピオンズリーグ優勝など全てを勝ち取った。2023年夏から加入したアル・イテハドではこれまで公式戦通算65試合の41ゴールを記録し、昨季のリーグ優勝に貢献した。
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