プレミアリーグ第6節が27日に行われ、トッテナム・ホットスパーとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。

 ここまで5試合を消化したリーグ戦で3勝1分1敗を記録し、前節終了時点で勝ち点「10」の3位につけるトッテナム。
今夏にトーマス・フランク新監督を招き入れた同クラブは、開幕から好調なスタートを切って上位争いを演じている。対するウルブスは現時点で5戦全敗の最下位。リーグ内で唯一の未勝利クラブとなっており、今節は敵地で初白星を狙う。

 試合は立ち上がりの15分にトッテナムが決定機を作り出す。ポゼッションで相手を押し込みつつ、リチャーリソンからボールを受けたデスティニー・ウドジェがロドリゴ・ベンタンクールにバックパス。左サイドに張ったシャビ・シモンズに配球されると、右足でボックス内に鋭いクロスを蹴り入れる。ゴール前でバウンドしたボールはファーに流れ、飛び込んできたモハメド・クドゥスがダイビングヘッド。しかし、シュートはGKに弾かれクロスバーにヒットした。

 一方のウルブスも前半アディショナルタイムにビッグチャンスを演出する。左サイドでのコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたジョン・エリアスが右足でインスイングのクロスを供給。ニアにポジションを取ったサンティ・ブエノがヘディングで逸らすと、ボールはクリアを試みたジョアン・パリーニャの頭に当たって大外に流れる。待ち受けるマット・ドハーティがダイレクトでシュートを放ったが、惜しくもポストに嫌われてしまった。


 そんななか、54分にウルブスが均衡を破る。右サイドでコーナーキックを得ると、ジョン・エリアスが右足でクロスを送る。アウトスイングのボールをニアでラディスラフ・クレイチーが合わせたものの、ヘディングシュートはトッテナムのGKグリエルモ・ヴィカーリオがセーブ。だが、こぼれ球がパリーニャに当たってしまい、最後はブエノが詰めて先制点を決めた。

 このままタイムアップかと思われた後半アディショナルタイム、トッテナムがゲームを振り出しに戻す。左サイドでボールを受けたマティス・テルがクロスを送り、ボックス内のパペ・マタル・サールがワンタッチで手前のパリーニャにパス。インサイドで丁寧に放ったシュートがゴールに吸い込まれ、土壇場でトッテナムが追いついた。

 結局、そのまま試合は1-1で終了。互いに1ポイントずつを分け合った。次節、トッテナムはCLを挟みながら来月4日にアウェイでリーズと対戦。ウルブスはその翌日にホームでブライトンと対戦する。

【スコア】
トッテナム・ホットスパー 1-1 ウルヴァーハンプトン

【得点者】
0-1 54分 サンティ・ブエノ(ウルヴァーハンプトン)
1-1 90+4分 ジョアン・パリーニャ(ウルヴァーハンプトン)
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