セリエA第5節が27日に行われ、カリアリとインテルが対戦した。

 ここまで4試合を消化したリーグ戦で2勝2敗を記録し、前節終了時点で勝ち点「6」の10位につけるインテル。
今季開幕戦での勝利後に連敗を喫した同クラブだったが、現在はチャンピオンズリーグ(CL)を含む公式戦で連勝を飾っている。敵地でカリアリと激突する今節も、ラウタロ・マルティネスやマルクス・テュラムなどが先発起用された。

 試合は立ち上がりの9分にインテルがスコアを動かす。敵陣左サイドでボールを持ったカルロス・アウグストが中央に切り込み、ペナルティエリア手前のニコロ・バレッラにパス。ライン際を駆け上がってきたアレッサンドロ・バストーニに繋がると、左足で入れたクロスをラウタロが合わせる。ファーで叩いたヘディングシュートがネットを揺らし、アウェイチームが先制した。

 幸先よく先行したインテルは、以降もゲームの主導権を掌握。前半だけで7本のシュートを放ちながらゴールに迫った一方、カリアリはシュート0本でハーフタイムに突入した。

 53分には攻勢を強めるインテルが決定機を作り出す。右サイドのラウタロからポケットにボールが送られ、流れてきたテュラムがバックパスを選択。ボックス右角でバレッラが引き出し、横パスを受けたハカン・チャルハノールが右足を一振り。ペナルティエリア手前からグラウンダーでゴールを狙ったものの、シュートは右ポストに弾かれた。


 対するカリアリも、73分にコーナーキックから合わせたマイケル・フォロルンショのヘッドがポストに直撃。そんななか、82分にインテルが追加点を奪う。左サイドのラウタロが横パスを出し、チャルハノールがワンタッチで縦にボールを流す。ポケットに走り込んだフェデリコ・ディマルコがマイナスに折り返すと、ファーのフランチェスコ・ピーオ・エスポジトが流し込んでリードを広げた。

 結局、そのまま試合は2-0で終了。勝利したインテルが3ポイントを積み上げた。次節、カリアリは来月5日にアウェイでウディネーゼと対戦。インテルはCLを挟みながら来月4日にホームでクレモネーゼと対戦する。

【スコア】
カリアリ 0-2 インテル

【得点者】
0-1 9分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
0-2 82分 フランチェスコ・ピーオ・エスポジト(インテル)
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