カリム・ベンゼマやエンゴロ・カンテ、ファビーニョ、ダニーロ・ペレイラ、ステーフェン・ベルフワイン、ムサ・ディアビらが所属するアル・イテハドは、昨夏にブラン監督を招へいし、昨季SPLで2年ぶり10回目となる優勝を果たしたほか、キングスカップ(サウジ国王杯)も制して国内2冠を達成していた。
そして今季もブラン体制で開幕を迎え、サウジ・スーパーカップやAFCチャンピオンズリーグエリート初戦は敗れていたものの、SPLでは開幕3連勝を飾っていたなか、26日に行われた第4節ではアル・ナスルに0-2で敗れていた。
このような状況でアル・イテハドはクラブ公式Xを更新し、「アル・イテハドは、トップチームのローラン・ブラン監督およびコーチングスタッフとの契約関係の終了を発表する」と突如として指揮官を解任したことを発表した。
なお、今後についてはハッサン・ハリファ氏が暫定監督に就任するほか、クラブの野望に合致する新たなテクニカルスタッフを探していることも明らかにしている。
現在59歳のブラン監督は現役時代に母国フランスのクラブやバルセロナ、インテル、マンチェスター・ユナイテッドなどでプレー。引退後の2007年6月にボルドーの監督に就任して、指導者デビューを果たした。2010年7月からはフランス代表を率いたものの、EURO2012で準々決勝敗退となったことにより辞任。以降はパリ・サンジェルマンやアル・ラーヤン、リヨンなどで指揮官を務め、2024年7月からアル・イテハドを率いていた。