マジョルカに所属する日本代表FW浅野拓磨は次戦を欠場する可能性が高いようだ。29日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 浅野は現地時間27日に行われたラ・リーガ第7節アラベス戦に左ウイング(WG)として先発出場。37分に味方選手との見事なワンツーでボックス内へと抜け出し、最後は左足で冷静に流し込んで今シーズン初ゴールをマークした。これが決勝点となり、1-0で勝利したマジョルカは初白星を手にしている。

 チームの勝利に大きく貢献した浅野だが68分に負傷交代。マジョルカを率いるハゴバ・アラサテ監督は試合後に「彼は違和感と痛みを抱えていた。60分間限定と考えていたし、注意を払う必要があった。警告のサインが出ていたが、交代が少し遅かったかもしれない」と見解を語った。

 現地時間29日月曜日にはマジョルカが「浅野はアラベス戦で左のハムストリングを負傷した。今後の出場可能性については選手の回復次第となる」と発表。この度『マルカ』が報じたところによると、負傷の程度や復帰時期は不透明だが、10月4日に控える敵地『サン・マメス』でのラ・リーガ第8節アスレティック・ビルバオ戦は欠場が濃厚だという。

 現在30歳の浅野はサンフレッチェ広島からアーセナル、シュトゥットガルト、ハノーファー、パルチザン、ボーフムを経て昨年夏にマジョルカへ完全移籍加入。ここまで公式戦通算28試合出場3ゴール1アシストという成績を残しているが、ハムストリングの負傷に繰り返し悩まされており、未だフル出場することができていない。


 なお、アスレティック・ビルバオ戦は10月のインターナショナルマッチウィーク前最後の公式戦となる。負傷が長引けば、パラグアイ代表ならびにブラジル代表との対戦を控える日本代表の活動にも影響が出るだろう。
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