レヴァークーゼンで成功を収めた後、シャビ・アロンソ監督は選手時代の“古巣”でもあるレアル・マドリードに帰還し、FIFAクラブワールドカップ2025から指揮を執っている。今季はラ・リーガ開幕6連勝と絶好のスタートを切り、16日に行われたCL・リーグフェーズの初陣でもマルセイユを2-1で破ったが、前節のラ・リーガではアトレティコ・マドリードに2-5と衝撃的な大敗を喫し、“マニータ”を許して今季初黒星を喫していた。
マドリード・ダービーはショッキングな大敗となったが、X・アロンソ監督は冷静に「試合に勝とうと負けようと、試合にまつわる感覚は24時間続くはずだ。それから分析が必要になる」と語ると、「今回の失敗は、単に姿勢が欠けていただけではない。リズム、戦術、プレーのし方など、欠けていた重要な要素は他にもあったんだ。少し単純に考えすぎている」と主張。「確かに我々は良い試合ができなかった。だが、きっちりと分析はしてきたし、それを活かすつもりだ。次はCLモードに切り替えないとね」と語り、教訓を活かしてカイラト戦に臨むことを明かした。
カイラトとのアウェイゲームに向けては、「良いプレーをし、良いプレッシャーをかけ、良い守備をし、良い攻撃をする。我々のスタイルで、出場する選手たちでね」とX・アロンソ監督。
「(CL予選の)セルティック戦や(前節の)スポルティング戦など、彼らの試合はいくつか見てきた。しっかりと中核を持ち、多様な攻撃オプションを備えている。加えて、連携面も成熟していて、個々人はダイレクトなプレーをし、チームとして明確なビジョンを持っている。つまり、我々もしっかり戦わなければならないということだ」
また、今回のカイラト戦は、試合会場のあるカザフスタンが中央アジアに位置しているため、10時間を超えるフライトでの移動が行われた。マドリード・ダービーから中2日と、過酷な条件下での試合となるが、X・アロンソ監督は「適応しなければならない」と断言。「試合に向けたロードマップに少し手を加えたんだ」と、普段とは異なる準備をしてきたことを明かしつつ、「最も賢いのは、最もよく適応できる者だ。あくまでも、試合はただの1試合に過ぎない、言い訳にはならないね」と語った。
レアル・マドリードがカイラトの本拠地『アルマトイ・オルタリク・スタディオン』に乗り込むゲームは、日本時間で30日の25:45(10月1日の1:45)にキックオフ予定だ。
【ハイライト動画】レアル・マドリー、今季初のダービーで屈辱の大敗

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