チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節が9月30日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)とフランクフルト(ドイツ)が対戦した。

 開幕戦でガラタサライ(トルコ)を5-1で下し、2022-23シーズン以来のCLで白星スタートを切ったフランクフルト。
連勝をかけてアウェイで激突するのは、27日に行われたラ・リーガ第7節レアル・マドリード戦で5-2の大勝を飾ったアトレティコ・マドリードだ。スペインを代表する強豪との一戦で、フランクフルトに所属する日本代表MF堂安律は右ウイングとして先発している。

 試合は開始早々の4分にアトレティコ・マドリードがスコアを動かす。ジャコモ・ラスパドーリのクロスが大外に流れ、ジュリアーノ・シメオネが右サイド深くでボールを回収。マーカーを縦に突破しながら折り返しを送るが、ニアで相手選手に触れられてしまう。だが、こぼれ球がゴール正面に転がると、最後はラスパドーリがシュート。ベンチ入り禁止処分で不在のディエゴ・シメオネ監督を欠くホームチームが先制した。

 攻勢を強めるアトレティコ・マドリードは、33分に大きな追加点を挙げる。立て続けに右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたフリアン・アルバレスがクロスを供給。インスイングの鋭いボールをニアでアントワーヌ・グリーズマンがフリックし、GKにブロックされたこぼれ球がゴール前に流れる。相手選手にディフレクトしたボールをロビン・ル・ノルマンが押し込み、リードを2点に広げた。

 さらに前半アディショナルタイム、アトレティコ・マドリードが自陣中央で堂安からボールを奪い、素早くパスを繋いでカウンターに移行。
パブロ・バリオスが左サイドにスルーパスを出し、反応したアルバレスがドリブルでボックス内へ侵入する。対峙したマーカーを縦に振り切り、マイナスの折り返しをグリーズマンが合わせて3点目を決めた。なお、グリーズマンにとってはアトレティコ・マドリード通算200得点目となった。

 一方のフランクフルトも57分に反撃。右サイドで堂安がバックパスを選択し、ボールを受けたファレス・シャイビが逆サイドに大きく展開する。一発でポケットに走り込んだアンスガー・クナウフがワンタッチで折り返すと、ゴール前にポジションを取ったヨナタン・ブルカルトが左足を一振り。シュートは相手に当たってゴールに吸い込まれ、フランクフルトは1点を返した。

 それでも70分、右サイドでのコーナーキックをジュリアーノ・シメオネが頭で合わせ、再びアトレティコ・マドリードがリードを3点に広げる。その後、75分に堂安が交代でピッチを退き、82分にPKでアルバレスがパネンカを沈めて5点目を記録する。

 結局、そのまま試合は5-1で終了。アトレティコ・マドリードが大勝を収めた。次節、アトレティコ・マドリードは10月21日にアウェイでアーセナル(イングランド)と対戦。
フランクフルトはその翌日にホームでリヴァプール(イングランド)と対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 5-1 フランクフルト

【得点者】
1-0 4分 ジャコモ・ラスパドーリ(アトレティコ・マドリード)
2-0 33分 ロビン・ル・ノルマン(アトレティコ・マドリード)
3-0 45+1分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
3-1 57分 ヨナタン・ブルカルト(フランクフルト)
4-1 70分 ジュリアーノ・シメオネ(アトレティコ・マドリード)
5-1 82分 フリアン・アルバレス(PK/アトレティコ・マドリード)

【動画】アトレティコvsフランクフルトのハイライト!



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