ガラタサライは9月30日、チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節でリヴァプールと対戦し、1-0で勝利した。試合後、ガラタサライに所属する元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが『Amazon Prime』を通して、強敵撃破の喜びと勝因について語った。


 ここまで行われたスュペル・リグ(トルコ1部リーグ)では7戦全勝と圧巻の成績を残しながら、2シーズンぶりに参戦したCLの舞台では、18日に行われた第1節で、日本代表MF堂安律を擁するフランクフルトに敵地で1-5と大敗を喫していたガラタサライ。巻き返しを狙う今節は、優勝候補の一角でもあるリヴァプールを本拠地『アリ・サミ・イェン・スポーツ・コンプレックス』で迎え撃つと、序盤の16分にナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンが仕留めたPKを守り切る形で、1-0と今季CL初白星を飾った。

 試合後、ギュンドアンは 「非常に特別な気分だよ。特にチャンピオンズリーグの初戦で惨敗した直後の試合だったからね」と率直な心境を口にする。リヴァプールは、ギュンドアンが2016-17シーズンから、バルセロナに在籍した1年間を挟んで計8年間を過ごしたマンチェスター・シティ時代に、プレミアリーグのタイトルを争うライバルとして鎬を削った相手。勝手をよく知るギュンドアンだからこそ、次のような言葉で勝因を分析した。

「リヴァプールは間違いなく、素晴らしいという言葉では形容し難いほど優れたチームだ。そんな相手との対戦なのだから、当然、非常に厳しい試合になることはわかっていたよ。僕らが彼らに対抗するためには、普段以上に特別なチームプレーが必要で、かつ数少ないチャンスを得られたならば、それを確実に仕留める必要があったんだ。今日の僕らが実行できたことだね」

 また、「時には、相手との力関係によって、試合のすべてをコントロールできないこともある」としたギュンドアンは、「重要なのは、試合の流れの中で共に守り、共に耐え抜くことだった。それを達成できたからこそ、この勝利はさらに特別なものとなったね」と続ける。「僕らは皆、こんなにも手強いリヴァプールを打ち負かせたことを誇りに思っている」と言葉を発すると、UEFA(欧州サッカー連盟)を通しては、チームメイトを次のように祝福した。


「チームメイト全員におめでとうと言いたい。今夜はガラタサライらしい戦いぶりだった。僕らの強さを証明する重要な試練だった。今後も、このレベルの大会では非常に手強い強豪との対戦が待っている。だが、この試合が与えてくれた大きな自信が、僕らの味方となるだろう」

 今後、ガラタサライはアヤックス、アトレティコ・マドリード、そしてギュンドアンの古巣であるマンチェスター・シティなどと対戦するが、リヴァプール相手に掴み取った1勝が、チームにさらなる勢いを与えそうだ。


【ハイライト動画】ガラタサライが“優勝候補”を撃破!



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