ブルク監督就任初年度から数えて、現在ガラタサライはスュペル・リグ(トルコ1部リーグ)を3連覇中。25年ぶりとなる快挙をやってのけただけでなく、今季はここまで行われたスュペル・リグで7戦全勝と、4連覇に向けて絶好のスタートを切っている。しかしながら、2シーズンぶりに参戦したCLでは、18日に行われた第1節で、日本代表MF堂安律を擁するフランクフルトに敵地で1-5と大敗。仕切り直したい今節は、本拠地『アリ・サミ・イェン・スポーツ・コンプレックス』で、優勝候補のリヴァプールを迎え撃った。
試合は序盤の16分、ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンがPKを決めてガラタサライが先手を取ると、以降はリヴァプールに押し込まれる時間帯もあったが、失点を喫することなく時計の針を進める。試合はこのまま1-0でタイムアップを迎え、ガラタサライは今季CL初白星、加えてリヴァプール相手という非常に価値のある1勝を手にした。
しかしながら、ブルク監督は強豪撃破の喜びを爆発させることなく、冷静に「まだ1勝しただけだ。道のりは長い」と発言。「仮にこの勝利に浮かれて、本来の自分達がすべきことをせず、集中力を失ったならば、今後は痛い目に遭うだろう」と気を引き締め、今月22日に控えた次節のCL・リーグフェーズに向けて「ボデ/グリムト戦にも同じ集中力で臨む。今日の勝利に関係なく、そのための準備は必要だ」と冷静に言葉を紡いだ。
今後、ガラタサライはアヤックス、日本代表FW南野拓実が所属するモナコ、アトレティコ・マドリード、マンチェスター・シティなどとの対戦が控えている。
【ハイライト動画】ガラタサライが“優勝候補”を撃破!