レアル・マドリードに所属するMFフェデリコ・バルベルデが、一部メディアで伝えられた、プレー拒否報道に対する声明を発表した。

 シャビ・アロンソ新監督の下で、先の“マドリード・ダービー”にこそ敗れたものの、まずまずのスタートダッシュを切ったレアル・マドリード。
一方で、今シーズンも、立て続けにケガ人が出たことにより早くも駒不足に陥ったポジションがある。右サイドバックだ。そして、その代役として白羽の矢が立ったのが、以前にも同ポジションでプレーし高パフォーマンスを見せたフェデリコ・バルベルデで、選手本人も「僕はサイドバックとして生まれたわけでも、成長したわけでもない」と不慣れだと認めつつも、「監督には、必要とするポジションで使ってくれ、と言っている。サイドバックや他のポジションでプレーを拒否したことなんて一度もないんだ」と献身性を示していた。

 しかしながら、先月30日に行われた、チャンピオンズリーグ第2節カイラト(カザフスタン)戦で起用されたなかったことで、一部メディアにおいてプレー拒否報道が再熱。また、シャビ・アロンソ監督との確執が取り沙汰され、試合中にアップを命じられた際にはそれを拒んだ、とまで伝えられていた。

 そんななかで1日、バルベルデは自身の公式SNSを通じて、改めて報道を全面的に否定。「僕を傷つける、いくつかの記事を読んだ。(今シーズンの)自分のプレーが悪いことは自覚しているし、それについては逃げることもせず、正面から向き合っている」と前置きしつつ、以下のように続けている。

「でも、本当に悲しい。僕について多くのことが語られているが、プレーを拒否したとは決して言い切ることができないはずだ。これまで、このクラブのために全力を尽くしてきた。
骨折や負傷を抱えながらもプレーし、決して文句も言わず、休養さえも求めなかった」

「監督との関係が良好だからこそ、自分がピッチ上で最も好きなポジションをはっきりと伝えることができるんだ。それに僕は、どんなときも、どんなポジションでも、どんな遠征でも、すべての試合でプレーする準備ができていることだって言っている」

「僕は、このクラブに魂を捧げてきたし、これからもそうするつもりだ。ときには、たとえそれが十分じゃなかったり、ときには、自分の望むようなプレーができなかったりするかもしれない。それでも、この誇りにかけて、決して諦めず、どのポジションだったとしても、最後まで戦い続けることを誓うよ」
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