クリスタル・パレスは日本代表MF鎌田大地の残留を望んでいるようだ。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 現在29歳の鎌田は2015年にサガン鳥栖でプロキャリアをスタートし、2017年6月にフランクフルトへ完全移籍で加入。途中シント・トロイデンへのレンタル移籍を経験しつつ、約5シーズンで公式戦通算179試合出場40ゴール33アシストという成績を残し、2021-22シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献した。その後、契約満了に伴い2022-23シーズン限りで同クラブを退団。2023年夏にセリエAの強豪ラツィオに加入後、2024年7月にフリーでフランクフルト時代に指導を受けたオリヴァー・グラスナー監督が率いるクリスタル・パレスに加入した。

 昨季序盤は新天地への適応に苦しんでいるという指摘もあり、プレミアリーグではノーゴールに終わるなど、公式戦43試合出場で2ゴール3アシストを記録するにとどまった。しかし、今季はひざの負傷で欠場した3試合以外、ここまで公式戦8試合に先発出場し、昨シーズンから続いているクラブ史上最長となる公式戦19試合無敗に大きく貢献している。

 また、先月27日に行われたプレミアリーグ第6節のリヴァプール戦では先制点に繋がるコーナーキック(CK)を蹴るなど、2-1での勝利に貢献。この結果、クリスタル・パレスは今季プレミアリーグで唯一の無敗チームとなり、鎌田は同試合のクラブのプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。

 さらに、得票率5%で受賞とはならなかったものの、プレミアリーグが選ぶ第6節のプレイヤー・オブ・ザ・マッチウィーク(今節の最優秀選手)候補8選手にも選出されたほか、プレミアリーグの9月のプレイヤー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)候補6選手にも選ばれている。

 そんな鎌田の現行契約は2026年6月30日までと今シーズン限りで来夏にはフリーになることから、去就には注目が集まっているなか、今回の報道によると、クリスタル・パレスとしては鎌田の残留を希望しているという。

 すでにクリスタル・パレスは鎌田と非公式の話し合いを行なっていることも報じられているが、果たして鎌田は来シーズンも同クラブでのプレーを続けることになるのだろうか。
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