2025明治安田J1リーグ第33節が4日に行われ、サンフレッチェ広島FC町田ゼルビアが対戦した。

 ともに首位の鹿島アントラーズとは勝ち点差「9」。
AFCチャンピオンズリーグエリートから中3日のタイトなスケジュールで迎えた一戦は、敗者が優勝争いから脱落する生き残りを懸けた上位直接対決だ。序盤から強度の高いデュエルが繰り広げられ、ホームの広島は木下康介が序盤にハムストリングの負傷で交代するアクシデントも発生。広島は中島 洋太朗や川辺駿が鋭いシュートでゴールを脅かすが、相手GK谷晃生の牙城を崩せない。対する町田も藤尾翔太が決定機を生かせず、試合はスコアレスで折り返す。

 後半開始早々の50分、試合の均衡が破れる。中盤で相手をはがした前寛之が左前方に展開し、受けたのは相馬勇紀。ペナルティエリア左から左足を振り抜き、鋭い一撃をゴール右下へ流し込んだ。

 ゴールが遠い広島だったが、88分にセットプレーで試合を振り出しに戻す。菅大輝の右コーナーキックにキム・ジュソンが頭で合わせて、加入後初得点を記録した。

 さらに攻勢を強める広島は、後半アディショナルタイム3分にロングスローの流れで佐々木翔がPKを獲得。キッカーを務めたトルガイ・アルスランが相手GK谷の逆を突いて、広島が逆転に成功した。

 試合はこのまま終了し、広島は2連勝、町田は4試合ぶり黒星となった。
次節、広島は17日にホームでFC東京と、町田は18日にホームでアビスパ福岡と対戦する。

【スコア】
サンフレッチェ広島 2-1 FC町田ゼルビア

【得点者】
0-1 50分 相馬勇紀(町田)
1-1 88分 キム・ジュソン(広島)
2-1 90+4分 トルガイ・アルスラン(広島)


【ゴール動画】広島vs町田





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