プレミアリーグ第7節が4日に行われ、リーズとトッテナム・ホットスパーが対戦した。

 今季チャンピオンシップ(イングランド2部)から昇格したリーズは、ここまで勝ち点「8」を獲得している。
前節ボーンマス戦は終了間際の失点で、連勝とはならず。日本代表MF田中碧は復帰以降、2試合連続で途中から出場している。一方のトッテナム・ホットスパーは、今夏にブレントフォードからトーマス・フランク監督を招へい。ここまで3勝2分1敗の勝ち点「11」を獲得。前節ウルヴァーハンプトン戦は、後半アディショナルタイムにジョアン・パリーニャの劇的なゴールで引き分けに持ち込んだ。

 リーズの田中碧がベンチスタート、トッテナム・ホットスパーの日本代表DF高井幸大がメンバーから外れた一戦は、ホームのリーズが最初のチャンスを作る。7分にショーン・ロングスタッフのFKからジョー・ロドンが合わせると、シュートはバーに阻まれる。

 徐々にトッテナム・ホットスパーが押し込む時間を増やし始め、23分にリーズゴールをこじ開ける。ロドリゴ・ベンタンクールがボールを回収し、モハメド・クドゥスが背後へスルーパス。そこにマティス・テルが走り込み、強烈なシュートをゴールに突き刺した。対するリーズは26分にビッグチャンス。トッテナム・ホットスパーのミスにつけこみ、ドミニク・カルヴァート・ルーウィンにシュートシーンが訪れたが、枠に飛ばすことはできなかった。


 迎えた35分、ホームチームが試合を振り出しに戻す。カルヴァート・ルーウィンが右からのクロスをブレンデン・アーロンソンに落とす。アーロンソンのシュートはGKグリエルモ・ヴィカーリオにストップされたが、こぼれ球に反応したノア・オカフォーが押し込んだ。前半アディショナルタイムにはトッテナム・ホットスパーが左サイド奥深くまで侵入し、テルへクロス。テルは頭で合わせたが、バーに直撃した。

 後半に入り、57分にトッテナム・ホットスパーが、再びリードを奪う。クドゥスが右サイドでボールを拾うと、得意のカットイン。左足を振り抜いたシュートはネットを揺らし、加入後初ゴールを記録する。

 1点のビハインドを負ったリーズは67分に2枚替えを敢行。田中とジャック・ハリソンがピッチに送り込まれる。すると田中はドリブルで相手を引きつけ、ロングスタッフのミドルシュートを演出。カルヴァート・ルーウィンに縦パスを差し込むなど、攻撃でアクセントをつけていく。


 その後、攻勢を強めていくリーズは、攻撃的な選手を投入し得点を目指す。積極的にロングボールを放り込みチャンスを作るが、GKヴィカーリオの牙城を崩すことはできず。このまま試合は1-2で終了し、リーズは3試合ぶりの敗戦を喫した。

 リーズは次戦、18日に敵地でバーンリーと対戦。トッテナム・ホットスパーは19日にアストン・ヴィラをホームに迎え入れる。

【スコア】
リーズ 1-2 トッテナム・ホットスパー

【得点者】
0-1 23分 マティス・テル(トッテナム・ホットスパー)
1-1 34分 ノア・オカフォー(リーズ)
1-2 57分 モハメド・クドゥス(トッテナム・ホットスパー)


【動画】クドゥスのスパーズ初ゴール!



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