チェルシー戦では北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーが右SBで先発出場したが、前半のうちにイエローカードを受け取ってハーフタイムで交代し、本職ではないハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが再び右SBで起用された。一方、左SBではハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズが先発出場したが、試合に影響を及ぼすパフォーマンスは披露できず、55分でスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンと交代させられたいた。
現役時代にリヴァプールでプレーしたレドナップ氏は、「彼らはサイドバックに問題を抱えている。彼らにはトレントが欠けている」と語り、今夏にレアル・マドリードへ移籍したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドの退団が想像以上のダメージだったと指摘する。
「バーンリー戦以降、同じ右サイドバックを起用していない。ブラッドリーは45分間、厳しい試合展開だった。ケルケズもまだ完全に順応していない。ボーンマスでプレーするプレッシャーとはまったく違うからだ。ピッチ全体、特にロバートソンの負傷でサイドバックに問題を抱えている。この代表戦の中断は、リセットする良い機会になるだろう」
「サイドバックが機能していない。ドミニク・ソボスライが右サイドバックでプレーすると言われたら、私は『なぜ?彼は世界最高の8番の一人だ』と言うだろう。だが(アルネ・スロット監督は)チーム全員を起用し、全員を満足させようとしている。
守備面では“KOP”から批判の対象になることも少なくなかったアレクサンダー・アーノルドだが、攻撃面では超高精度のキックで違いを生み出せる存在だった。生え抜きを失った痛みがいまだ癒えないスロット監督は、インターナショナルブレイク中に修正策を見出せるのか。次節は19日に行われ、ホームにマンチェスター・ユナイテッドを迎え撃つ。
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