スパーズは4日のプレミアリーグ第7節でリーズと対戦。U-21フランス代表FWマティス・テルのゴールで先制後、前半のうちに追いつかれたものの、57分にクドゥスが勝ち越し点を挙げ、敵地から勝ち点「3」を持ち帰った。
『BBC』のマッチ・オブ・ザ・デイで解説を担当した元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏は、「クドゥスはトッテナムでのキャリアを非常に良い形で始めた。すでにいくつかアシストは記録していたが、ゴールだけが欠けていた。そして彼は今それを手に入れた」と語り、次のようにクドゥスを称えた。
「スパーズは資金を投入し、攻撃の選択肢が豊富な層の厚さを手に入れたが、新加入選手の中ではクドゥスが最高だと思う。彼はボールを持つ時と持たない時、両面でチームに新たな側面をもたらした。ボールをキープし、チームメイトが前線に上がる時間を稼ぐ彼のプレーが気に入っている。スピードと強さを兼ね備え、そしてハードワークをする、本当にエキサイティングな選手だ。今日の彼の全てが非常に印象的だった」
“ドリブルキング”の名に恥じない活躍だ。クドゥスはリーズ戦で6回のドリブルを全て成功させたが、2021年3月のアストン・ヴィラ戦でタンギ・エンドンベレが記録して以来、スパーズの選手としてはプレミアリーグでの最高成功率となる。今季リーグ戦で最多57回のドリブルを試み、成功30回もリーグ最多だ(2位はジェレミー・ドクの成功18回、試行39回)。
また、リーグ戦でのチャンス創出数は13回を記録しており、17回のジャック・グリーリッシュ(エヴァートン)とブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)、アントン・シュタッハ(リーズ)に次ぐ数字。リーグ戦でのゴール関与数「5」は、アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)とアントワーヌ・セメニョ(ボーンマス)の「9」に次ぐ数字となっている。
プレミアリーグの歴代最多得点記録保持者の元イングランド代表FWアラン・シアラー氏もクドゥスに賛辞を送り、「彼は今シーズンの大半で輝きを放っていた。ただ一つ、ゴールネットを揺らすこと以外はね。今ついに得点を記録し、良い兆候になることは間違いない。彼は今日、真の脅威だった。スパーズにとって本当に良い補強だったと思う」と、さらなる活躍に期待を寄せている。
クドゥスの好調は代表ウィーク後も続くのだろうか。スパーズの次節は19日に行われ、アストン・ヴィラとホームで対戦する。
【ハイライト】リーズvsスパーズ