リーグ・アン第7節が5日に行われ、モナコとニースが対戦した。

 開幕からの6試合を4勝2敗という成績で終え、まずまずのシーズン序盤戦を過ごしているモナコ。
在籍4年目の日本代表FW南野拓実はリーグ・アン第3節ストラスブール戦で途中出場から値千金の勝ち越しゴールを決めると、そこから4試合連続で得点に直接関与。ここまで公式戦7試合に出場し2ゴール2アシストをマークするなど、攻撃の中心的存在として存在感を放っている。2試合ぶりの白星を目指す今節は左ウイング(WG)としてスタメンに名を連ねた。

 試合の均衡が破れたのは29分、ボックス左角付近でボールを収めたソフィアン・ディオプが右足を振ると、カーブのかかったシュートがゴール右隅へ吸い込まれニースが先制に成功する。ところが34分、ミカ・ビエレスを踏み付けたアリ・アブディにレッドカードが提示され、リードを奪ったニースは数的不利での戦いを余儀なくされることとなった。

 反撃に出たいモナコだったが、40分にカウンターを浴びると、メルビン・バードのクロスがクレパン・ディアタの腕に当たりPKを献上。これをディオプに決められ、点差が2点に広がる。それでも45+2分、右CKから相手DFのハンドでPKを獲得すると、これをアンス・ファティが沈めて1点差に詰め寄り前半を終えた。

 後半に入って攻勢を強めるモナコは、相手DFラインの背後を取ったフォラリン・バログンがボックス内で倒されPKを獲得。再びファティが冷静に沈めて56分に試合を振り出しに戻した。69分から70分にかけては3枚替えを敢行し、南野もピッチを後に。ニースを押し込む展開の中、77分にはマグネス・アクリウシェが起点となって右サイドを崩したが、ジョージ・イレニヘナのヘディングシュートは枠を捉えることができなかった。


 その後も攻め続けたモナコだったが、最後までニースのゴールをこじ開けることができず。試合は2-2で終了し、両チームが勝ち点「1」ずつを分け合う結果となった。次節は18日に行われ、モナコはアウェイでアンジェ、ニースはホームでリヨンと対戦する。

【スコア】
モナコ 2-2 ニース

【得点者】
0-1 29分 ソフィアン・ディオプ(ニース)
0-2 42分 ソフィアン・ディオプ(PK/ニース)
1-2 45+5分 アンス・ファティ(PK/モナコ)
2-2 56分 アンス・ファティ(PK/モナコ)
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