プレミアリーグ第7節が5日に行われ、ブレントフォードとマンチェスター・シティが対戦した。

 開幕からの6試合を3勝1分2敗という成績で終えたマンチェスター・シティ。
2節からは連敗を喫したものの、そこからしっかり立て直し、前節は昇格組のバーンリーに5-1で快勝した。アーセナルやリヴァプールといった優勝争いのライバルを追走するためにも、今節は勝利が求められる一戦となる。ホームで迎え撃つのはブレントフォード。主力が流出し、トーマス・フランク前監督も退任するなど激動の夏を過ごしたが、ここまでチェルシーと引き分け、マンチェスター・ユナイテッドを下すなど曲者ぶりを発揮している。

 開始早々の9分にスコアが動く。ヨシュコ・グヴァルディオールが相手DFラインの背後へ浮き球を送ると、これを収めたアーリング・ハーランドが相手DFを背負いながらもボックス内へ持ち込み、最後は左足の強烈なシュートでネットを揺らした。エースの圧巻の一撃で先制したマンチェスター・シティだが20分にアクシデントが発生。アンカーとして先発出場していたロドリがプレー続行不可能となり、ニコ・ゴンサレスとの交代を余儀なくされた。

 ボール保持率でブレントフォードを大きく上回るマンチェスター・シティは31分、マテウス・ヌネスの絶妙なパスにオスカル・ボブが抜け出し、マイナス方向へのラストパスにフィル・フォーデンが合わせたが枠を捉えられず。39分には左サイドの高い位置を取ったニコ・オライリーが柔らかいクロスを上げ、ファーサイドでフリーになっていたタイアニ・ラインデルスが強烈なボレーシュートを放つも、GKクィービーン・ケレハーの好セーブに阻まれた。

 1点ビハインドで前半を終えたブレントフォードは48分、グヴァルディオールに競り勝って後方からのロングボールを収めたイゴール・チアゴが独力でフィニッシュまで持ち込むも、上手く距離を詰めたGKジャンルイジ・ドンナルンマが好セーブ。後半立ち上がりの決定機を生かすことができなかったが、マンチェスター・シティに目立ったチャンスを作らせず、敵陣内でのプレー時間を増やしていく。


 流れを変えたいマンチェスター・シティは76分に2枚替えを敢行し、ジェレミー・ドクとベルナルド・シルヴァを投入するも攻撃のテンポは上がらず。それでも堅実な守備対応を続け、ブレントフォードの決定機を与えぬまま時計の針を進めていく。90分にはドンナルンマのキックがプレッシャーをかけたケヴィン・シャーデを直撃するも失点とはならず。試合はこのまま0-1で終了し、マンチェスター・シティが連勝を飾った。

 次節、ブレントフォードは20日にアウェイでウェストハムと、マンチェスター・シティは18日にホームでエヴァートンと対戦する。

【スコア】
ブレントフォード 0-1 マンチェスター・シティ

【得点者】
0-1 9分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)


【ハイライト動画】ハーランドが決勝点! マンCがブレントフォードを下して連勝達成

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