イングランドサッカー協会(FA)は6日、マンチェスター・シティに所属するDFニコ・オライリーを同国代表に追加招集したことを発表した。

 トーマス・トゥヘル監督率いるイングランド代表は、ここまで5試合を消化したFIFAワールドカップ26欧州予選・グループKで5戦全勝13得点無失点という圧巻の成績を収めて首位を快走。
今月のインターナショナルマッチウィークでは、現地時間9日にウェールズ代表との国際親善試合を戦い、4日後にはラトビア代表とのグループK第8節を控えている。

 この2試合に臨むメンバーに招集されていたDFリース・ジェームズ(チェルシー)だが、現地時間4日に行われたプレミアリーグ第7節リヴァプール戦で負傷し、メディカルチェックを経て今月の代表活動に参加しないことが決定。これを受け、FAはU-21代表のメンバーに名を連ねていたオライリーをA代表へ昇格させることを発表した。オライリーにとっては記念すべきA代表初招集となっている。

 オライリーは2005年3月21日生まれの現在20歳。マンチェスター・シティの下部組織出身で、昨年8月にトップチームデビューを飾った。中盤を本職としているものの、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームでは主に左サイドバック(SB)として起用されており、今シーズンはここまで公式戦9試合に出場している。

 初めて“スリーライオンズ”の一員となったオライリーはFAの公式サイトを通じて「すべてがあっという間に起こったが、一瞬一瞬を楽しんでいるよ。信じられない気持ちだし、ここにいられることは間違いなく僕のキャリア、そして人生において最も素晴らしい瞬間の一つだ。A代表に入ることは常に僕の目標であり夢だった。そして今、それが実現したんだ。不思議な気持ちだよ」と喜びを語っている。

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