チリで開催されている、20歳以下のワールドカップ。船越優蔵監督が率いるU-20日本代表も出場しており、GKピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾(名古屋グランパス)やDF市原吏音(RB大宮アルディージャ)らの活躍で、グループステージを3戦全勝の首位通過している。
そんな今大会に、スペインを代表するクラブも目を光らせているようだ。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』によると、バルセロナはこの大会について、「今後10年を左右する世界の若手有望選手たちのショーケース」と位置付けており、「細部まで見逃すことなく、特定の試合や金の卵を追跡するためにスカウトを派遣している」とのことだ。
さらに『ムンド・デポルティーボ』は、世界最高峰の育成機関を持つブラウグラナが、注目している若手選手を紹介。カルロ・アンチェロッティ監督が率いるフル代表入りも検討されているFWペドロ(U-20ブラジル代表)のほか、FWジャンルカ・プレスティアーニ(U-20アルゼンチン代表)やDFエリアス・ジダン(U-20フランス代表)といった逸材の名前が並んでいるという。そして、U-20日本代表においては、川崎フロンターレに所属するMF大関友翔をマークしている模様。なお、同紙は「前回のAFCチャンピオンズリーグで活躍した選手。アル・ナスルとの準決勝で重要なゴールを決め、カワサキ・フロンターレの決勝進出に貢献した」と併せて伝えている。
いよいよ、決勝ラウンドが幕を開ける。U-20日本代表は、現地時間8日のラウンド16でU-20フランス代表と対戦するが、今大会を勝ち上がれば勝ち上がるほど、大関のようにビッグクラブから注目を集める選手が増えてくるはずだ。