バルセロナはインターナショナルマッチウィーク明けの18日、ラ・リーガ第9節のジローナ戦を控えているが、同試合には複数名の主力選手がピッチに戻ってきそうだ。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が8日に報じている。


 9月の最終週まで、バルセロナは公式戦8試合を7勝1分と無敗で駆け抜けていたが、今月1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節でパリ・サンジェルマン(PSG)に1-2で敗れると、続く5日のラ・リーガ第8節でもセビージャに1-4と大敗し、公式戦2連敗を喫してインターナショナルマッチウィークに突入した。
 
 2連敗を喫したチームは数多くの負傷者を抱えていたが、今回の現地報道によると、負傷者は今回のインターナショナルマッチウィークを有効な“リハビリ期間”に充てており、復帰に向けた準備を整えているという。内側半月板損傷に見舞われたスペイン代表MFガビは当面の間ピッチを離れることが決まっており、左ひざ半月板を断裂したスペイン人GKジョアン・ガルシアも、インターナショナルマッチウィーク明けに公式戦復帰とはいかなさそうだが、右ハムストリングを痛めたブラジル代表FWハフィーニャ、左足の腸腰筋にケガを負ったスペイン代表MFフェルミン・ロペス、恥骨の痛みを再発させた同代表FWラミン・ヤマルについては、早ければジローナ戦が復帰戦となるかもしれない。

 インターナショナルマッチウィーク期間、バルセロナはチーム練習を3度しか行わないものの、ハフィーニャ、フェルミン、ヤマルの3名は、早期復帰に向けた調整を続けていくという。3選手はそれぞれ、今月26日に控えたラ・リーガ第10節、レアル・マドリードとの“エル・クラシコ”に万全の状態で臨むことを最大の目標としており、同試合に照準を合わせて調整をしているようだ。

 ヤマルに関しては、直近数日間の状態が極めて良好であると指摘されており、ジローナ戦では30分間から45分間の出場時間を得ることとなりそうだ。ここで問題がなかった場合は、21日に控えたCL・リーグフェーズ第3節のオリンピアコス戦で先発に復帰し、60分間から70分間のプレータイム確保をめざすという。同様に、フェルミンも既にグループトレーニングに復帰できるコンディションを整えており、ジローナ戦で復帰を果たす可能性が高い模様だ。

 一方で、ハフィーニャについては、回復に向けたセッションは順調に進んでいるものの、ジローナ戦の出場可否は現時点で不透明だという。スペインメディア『マルカ』は、再発のリスクを避けるため、ジローナ戦では起用しない可能性もあると指摘。公式戦復帰までのプロセスは2名よりも慎重に進められており、ジローナ戦で後半の終盤からプレー、もしくはオリンピアコス戦でピッチに復帰し、“エル・クラシコ”に向けて調整するという。


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