昨シーズンをプレミアリーグ発足後最低となる15位で終えたマンチェスター・ユナイテッドは、夏の移籍市場で大金を投じて攻撃陣を補強した。しかし、今季も開幕から苦戦を強いられており、プレミアリーグではここまで3勝1分け3敗の10位に位置しているほか、カラバオ・カップでは2回戦でPK戦の末にグリムズビー(4部)に敗れて敗退している。
このような結果から、昨季途中から指揮を執るルベン・アモリム監督への批判の声も大きくなっているなか、イギリス紙『タイムズ』のポッドキャストに出演したラトクリフ氏は「ルベンは3年間かけて自分が優れた監督であることを証明する必要がある」と現行契約が2027年6月30日までとなっているアモリム監督を任期満了まで続投させる考えであることを明かした。
「私はそのつもりだ。フットボールというのは一夜にしてできるものではないからね。3年間だ。アーセナルでの(ミケル・)アルテタ監督を見ればわかることだ。彼は最初の数年間は惨めな時期を過ごしていた」
「私たちは忍耐強くなければならない。長期的な計画がある。これはスイッチを押せばすぐに変わるようなものではない。毎週のように暴言を吐くジャーナリストへの反射的な反応でマンチェスター・ユナイテッドのようなクラブを運営することはできない」
4日に行われたプレミアリーグ第7節のサンダーランド戦は2-0で勝利して2試合ぶりの白星を収めていたマンチェスター・ユナイテッド。次戦は、19日にアウェイで公式戦3連敗中のリヴァプールと対戦することになるが、果たして連勝を飾ることはできるのだろうか。