スペイン・バスク州の州都サン・セバスティアン市で発行されている新聞『Noticias de Gipuzkoa』は現地時間10日、10月の代表ウィークに臨む日本代表に合流中のMF久保建英(レアル・ソシエダ)について、指摘されているコンディション面の悪化に懸念を示した。

 久保は、9月シリーズのメキシコ代表戦(現地時間9月6日/オークランド・コロシアム〔アメリカ合衆国〕/△ 0-0)で先発出場したものの、試合中に左足首を負傷。
代表戦を終えてレアル・ソシエダに復帰した後も、各メディアによってコンディション面の不安が指摘され続けてきた。

 10月、日本代表はキリンチャレンジカップ2025でパラグアイ代表(10日/パナソニックスタジアム吹田)およびブラジル代表(14日/東京スタジアム)と対戦する。久保は招集メンバーに名を連ねているが、9日に実施された公式練習では全体練習に加わらず。前日8日も別メニュー調整となっていたため、2日連続で全体練習不参加となった。このため、パラグアイ代表戦は欠場が濃厚となっている。

『Noticias de Gipuzkoa』は「クボはトレーニングを行っておらず、パラグアイ代表戦にも出場しない見込みだ」と報道。次のように久保の状態を心配した。

「この日本人選手は足首に引き続き違和感を抱えているが、最も心配なのは、もし回復すればブラジル代表との親善試合に出場する可能性も否定できないということだ」

「前回の代表ウィークで負傷し、その後も危機的な状況にあるチーム(ソシエダ)にほとんど貢献できなかった選手が、練習もチームメイトへの貢献もままならないまま、再び代表チームに拘束されるのは不当だ。これが現在の“FIFAウイルス”がもたらす恐ろしい現実である」

 日本代表とパラグアイ代表の一戦は、10日の19時20分キックオフ予定。ブラジル代表との一戦は、14日の19時30分キックオフ予定となっている。
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