ユヴェントスがミランに所属するフランス代表GKマイク・メニャンに関心を寄せているようだ。9日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。


 現在30歳のメニャンは母国の名門パリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、リールを経て2021年夏にミランへ活躍の場を移した。すぐさま正守護神に定着すると、加入初年度でのスクデット獲得にも大きく貢献し、ここまで公式戦通算170試合に出場。マッシミリアーノ・アッレグリ監督が帰還した今シーズンはキャプテンに就任し、セリエAで3位につけるチームを最後尾から支えている。

 現行契約が2026年6月末までとなっているメニャンは今夏にチェルシー移籍の可能性が報じられたものの、移籍金で合意に至らず、最終的にはミランに残留。しかし、クラブとの契約延長交渉は難航しており、来夏の去就は不透明となっている。

 報道によると、国内のライバルであるユヴェントスが来夏の移籍市場に向けてメニャンの動向を注視しているとのこと。ここ数年スクデットから遠ざかっている同クラブは豊富な経験とカリスマ性を兼ね備える新たな守護神の確保を目指しており、フリートランスファーでの獲得が見込めることもあってメニャンがリストの上位に名を連ねているようだ。選手自身も新たな挑戦を望んでおり、来夏にミランを退団する可能性が高いと報じられている。

 なお、メニャンに対しては元ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの去就が不透明となっているバイエルンが関心を寄せているほか、チェルシーも来夏に獲得に再挑戦する可能性があるようだ。
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