起死回生の同点ゴールにつながるクロスを入れた日本代表MF伊東純也(ヘンク/ベルギー)が、パラグアイ代表戦を振り返った。

 10日、キリンチャレンジカップ2025で日本代表はパラグア代表と対戦。
FIFAワールドカップ26への出場が決まっているパラグアイとの戦いでは先行を許す展開となるも、小川航基(NEC/オランダ)の衝撃ミドルシュートで同点に追いつくことに成功。しかし、後半に勝ち越しを許しビハインドで終盤を迎えたが、アディショナルタイムに上田綺世(フェイエノールト/オランダ)が劇的同点ゴールを記録し、2ー2の引き分けに終わった。

 右ウイングバックとして先発フル出場を果たした伊東。前半から何度かチャンスメイクをしていた中で、高精度クロスでチームを敗戦から救っていた。伊東は「負けなくてよかったなというのはあります」と語り、「GK(とDF)の間に早いボールを入れて、(瀬古)歩夢が良い形で飛び込んで、(上田)綺世も良いポジション取りをしていたと思います」とコメント。「歩夢を狙って蹴った」とニアサイドにいた瀬古歩夢に合わせるつもりでクロスを入れたものの、流れたボールを上田が上手く押し込んだ形となった。

 試合を通じては「クロスをどこに上げようか、低いボールを狙ったりしていましたけど、1回ぐらいしか合ってなかったので、最後に合ってよかった」と振り返った伊東。9月のアメリカ遠征ではノーゴールだった中で、堅守が特徴のパラグアイ相手に2ゴールを奪えたことについては「パラグアイは南米でもほとんど失点しないチームですし、固さはありましたけど、2点取れたので、2失点はもったいなかったなと思います」と、失点を悔やんだ。

 日本代表は、14日には東京スタジアム(味の素スタジアム)でブラジル代表と対戦。地上波ではテレビ朝日系列で生中継、ネットでもABEMA、Tverでライブ配信される。


【動画】伊東純也のクロスを上田綺世が押し込み同点!
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