ブラジル代表は今回の10月シリーズで、10日に韓国代表と、14日にはキリンチャレンジカップ2025で日本代表と激突。アジア遠征の1試合目となった韓国代表戦は序盤の13分、MFブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル/イングランド)からのスルーパスに抜け出したFWエステヴァン(チェルシー/イングランド)がゴールを陥れ、“セレソン”が幸先の良いスタートを切る。
前半終了間際の41分には、ボックス内でMFカゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)からの落としを受けたロドリゴが、自らシュートコースを作って右足でネットを揺らす。2点リードで後半へ折り返すと、立ち上がりの47分には、DFキム・ミンジェ(バイエルン/ドイツ)のミスを見逃さなかったエステヴァンがこの日2点目をゲット。続く49分には、FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード/スペイン)からのパスを受けたロドリゴが、冷静に流し込んで自身2点目を記録した。
終盤の77分にはカウンターの流れからヴィニシウスにも得点が生まれ、終わってみれば5-0と大勝。ブラジル代表が韓国代表を粉砕していた。
試合後、ロドリゴは「僕らは試合前に(カルロ・)アンチェロッティ監督が伝えてくれたメッセージの意味を理解していた。堅固な守備を維持することは常に重要で、全員で守り、全員で協力すれば、少しずつ攻撃が機能し始める」との言葉で試合を振り返ると、「勝利にとても満足しているし、自分のパフォーマンスにも満足している。この調子を維持していきたい」とポジティブな感覚を口にした。
ロドリゴは今年3月以来のブラジル代表招集となったが、当時の指揮官はドリヴァウ・ジュニオール監督(現:コリンチャンス)。
「以前から、今回の親善試合をワールドカップ決勝のように捉えて戦うことを決めていた。もちろん、今日もそうしようと努めたし、次も同じだ。今日は全てがうまくいったね。ゴール、自分のパフォーマンス、そしてチームのパフォーマンスには非常に満足しているよ。僕らはワールドカップに向けて、素晴らしい道を歩んでいる実感がある」
ブラジル代表が『東京スタジアム』(※味の素スタジアム)にて日本代表と対戦するゲームは、10月14日(火)19時30分キックオフ。同試合はテレビ朝日系列で全国生中継され、ABEMAでも生配信される。
【ゴール動画】ロドリゴはセレソン復帰戦で2得点